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「まったく。重雲のやつ、一体どこへ行ったんだ」
璃月港の邸宅で、行秋は不安げに悪態をついた。璃月屈指の豪商・飛雲商会の御曹司であり、重雲の友人でもある。今夜は食事を振舞ってやる約束をしていたのに、夕方「ちょっと修行へ行ってくる」と言って街を出たきり連絡が取れないのだ。
(重雲のことだ。修行に夢中になったとかで約束を忘れているのかもしれない。心配してやる必要はないか。それよりも明日どうやってとっちめてやろう。そうだ!大量の絶雲の唐辛子でアイスでも作って食べさせてやろう)
などと考えていると、「コンコン」と窓を叩く音が小さく響いた。跳ね上がって振り向くと、窓の外に重雲が立っている。
「重雲!どこへ行っていたんだ?それに、なんでそんなところにいる。玄関から入ればいいだろう」
「あ゛……、行秋、開けて、くれない、か……」
重雲は真顔のまま、抑揚のない声で呟くように言う。どうしたというのだろう。明らかに様子がおかしい。仕方なく行秋は窓を開いた。のそのそと上がりこむ重雲。
と、その瞬間、彼に続いてもう一人の少年が勢いよく窓から入り込んできた!
「!!な、なんだ!?やめろっ!」
あっという間に行秋は後ろから羽交い絞めにされてしまった。その間に重雲が窓を閉める。大富豪の邸宅であるため、防音は完璧。この日は家族や使用人もほとんど所用で出払っていたため、助けを望むのは絶望的だ。
「おい重雲!これはなんの真似だよ!こいつは何者……あっ!」
言いかけて気がついた。鏢師の嘉明だ。義侠を重んじる行秋は、快活で勇敢な嘉明を高く評価していた。その彼が今、行秋を拘束して耳元で荒い鼻息を浴びせてくる。
「はぁっ、はぁっ、はあっ!♡ おっほ♡ すげぇ上物だ!♡ はぁっ!♡ ブチ犯す!♡」
「なっ……」
行秋は耳を疑った。あの嘉明から出たとは思えない下品で野蛮な言葉。愕然として固まっていると、尻にすりすりとなにかが押し当てられた。固くて熱いソレがナニか、考えるまでもない。なにせ密着状態にある嘉明は、なぜか下半身裸なのだ。
「ひぃっっっっ!!」
引きつった悲鳴を漏らしたその時、行秋のズボンが下着ごと乱暴に脱がされた。いつの間にか目の前にいた重雲の仕業だ。行秋があられもない姿になると、重雲は彼の尻を両手で持ち上げた。重雲の手は冷たく、尻にヒヤリとした冷気が当たる。
嘉明に背中と腕を、重雲に尻を支えられて、行秋は用を足す幼児のように空中で股を開いて持ち上げられる格好になってしまった。
「ひいぃッ!?どうしたんだよ二人とも!」
正気でないのは一目でわかる。何かの術で操られているのか、悪い気にでも当てられたか。重雲はともかく、嘉明までおかしくなってしまうなんて……。などと困惑する行秋を、さらなる衝撃が襲う。
ヌルヌルして固いモノが、肛門を無理やりこじ開けて侵入しようとしているのだ!
「ひぃッ!?嘘だろ、尻に、チンポがぁ……ッ!いぎいいいィッ!?」
「ハッ、ハッ、ハッ!♡ おお゛ッ!?♡ あ゛~ッ♡ すっげ♡ チンポ♡ 止まんねっ!♡ んほっ♡ ケツマン、きもちいぃ!♡ オラッ!孕めっ!♡ お゛ほおおぉっ!♡♡」
乱暴に差し込まれる嘉明のペニス。発情した獣のように腰を動かし、ズコバコと遠慮なく行秋の尻を掘る。行秋はあまりの痛みと衝撃に目を白黒させるしかなかった。嘉明と密着した背中が熱く湿っていく。気持ち悪い。
「お゛ほおおォ゛ッ! チンポ! ぎもひいいっ!♡ お゛ほッ!♡ すげええぇ~~ッ!♡ おお゛ォンッ!!♡♡♡」
下品な雄叫びを上げて狂ったように交尾に耽る嘉明。飛び散る涎が行秋の顔や首筋にふりかかる。気持ち悪い。そして何より尻を穿つ嘉明のチンコ。気持ち悪い。キモチワルイ。……はずなのに。
未知の快感と恐怖に頭が蕩けるような感覚。そこへ冷や水をかけるような新たな衝撃。
自分のペニスが生ぬるくベトベトした、水スライムのような何かに覆われ、強烈に吸い上げられている!
「んひゃああっ!?♡ バカ重雲!どこしゃぶってるんだよ!」
重雲の口だ。見下ろすと、友人は鼻の下を伸ばし、整った顔を蛸のように崩して行秋の性器にしゃぶりついていた。
「ぢゅぼぼぼっ♡♡♡ ぶぢゅぢゅぢゅうううう゛~~っ!!♡♡♡」
「んひいいいぃっ!?♡ ちんこ吸うなぁっ!♡ あぎゃあぁっ!?♡ よせ!やめてくれっ!!頼むから!僕までおかしくなっちゃうぅっ!」
嘉明の野性味あふれる苛烈なピストンで尻を穿たれ、重雲の野暮ったいバキュームでペニスを嬲られる。気持ち悪いはずなのに、行秋の頭は快感に塗りつぶされ始めていた。それが妖魔の淫気のせいであると気づかぬ間に。
そして二人がかりの責めは激しさを増し、絶頂が訪れる。
「ハァッ!ハァッ!♡♡ やっべ♡ ちんぽ、こうび、ぎもひぃっ!♡ お゛ッ♡ ほぉっ♡ んほおおォォッ!♡♡♡ い、イグイグッ!♡ チンポ汁でりゅうぅッ! お゛ッッほお゛ぉ~~~ッ!?♡♡♡」
「ひっ、やめ……あぎゃあああ゛ァ~~~ッッ!?♡♡♡ やらぁっ!♡ ドピュドピュででるぅッ!?♡♡ ん゛ひゃあああ゛ッ!!♡ ゆるひ、ゆるひて……お゛っ♡ おひいいぃッ!?♡ お゛へええぇ~~ッッ!!♡♡♡」
「ぢゅぼぼぼぼ!♡ んごっ、種汁、うまぁっ♡ ずぢゅるぢゅるぢゅるウッ!♡ ごきゅごきゅっ!♡」
オホ顔で舌を突き出し、行秋の中に大量の子種汁を注ぎ込む嘉明。その衝撃に絶叫しつつ、自分も精液をぶちまける行秋。そしてそのザー汁を一滴残らず搾り取って飲み干していく重雲。重雲もまた、触れられもしないのに射精していた。
三者三様の無様な絶頂を終えると、嘉明のペニスという支柱が抜け落ちた行秋は床に転がり落ちた。
「はへ♡♡♡ はへええ゛ぇ~~~ッ♡」
床に押し付けて片頬を潰し、鼻水を垂らして失禁する。品行方正で上品な行秋とは思えない形相だ。その横で仰向けに転がった嘉明は「オホッ♡ オ゛ホォッ♡」などと奇声を上げながら、宙に向かってまだ腰を振っている。萎えたペニスからぶら下がるザーメンが情けなさを際立たせていた。
「……」
重雲は虚ろな目で行秋の尻に近づくと、嘉明のペニスの形に広がった穴に指を二本突っ込み、魈に刷り込まれた祝詞を詠唱しながら引き抜いた。指先には青い人格ゼリーが掴まれていて、それが無造作にずるずると引き出されていく。
「お゛っっぴょおおおお゛ォォ~~~!!??♡」
虫の息だった行秋が間抜けな悲鳴を上げる。その後の彼がどのような運命を辿ったかは、火を見るより明らかだ。