堕仙飲精記~ひよっとこフェラ妖魔に堕ちた魈が璃月男子の精液と魂を搾り取る話~ - 2/7

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 夜風に吹かれて対峙する重雲と魈。やがて相手の正体に気づいた重雲が気の抜けた声を漏らした。

 

「……えっ? あ、あなたは、降魔大聖……?」

 

 共に妖魔退治の宿命を背負った者として、重雲は魈にある種の畏敬の念を抱いていたのだ。

 

「どうして、あなたが?え、えっと、彼と、嘉明と何をしていたんですか?」

 

「お、お前、は……ぐ、ううっ……!」

 

 魈は頭を抑えたまま呻き声を上げた。重雲とは宴席を共にした事もあり、知らない仲ではない。だが、霊に取り憑かれ精気を貪る妖魔と化した今の魈にとっては、そんな彼すら、ただのうまそうな餌に見えてしまう。

 

「だ、大丈夫ですか?顔色が、ひどく悪いようだけれど……」

 

「く、来るなっ!!わ、我から離れろ!早くっ!」

 

「ひっ!」

 

 魈の気迫に気圧された重雲が慌てて退こうとするが、もう遅かった。魈の体から伸びた影が地を這いあがって重雲の両足を掴み、嘉明の隣へ投げ飛ばしたのだ。

 

「うわあああーーッッ!?ふぎゃっ!!」

 

 汚れた地面へ叩きつけられ、情けない悲鳴を上げる重雲。影は下半身の衣を剥ぎ取ると、するすると魈の元へと引っ込んだ。

 

「い、いたた……」

 

「う……。ううっ……。んっ?お、お前は……。重雲、だよな? ま、まずい!ここは危険だ!逃げるぞ、早く!ぐうっ……!くそっ、力が、入んねぇ……っ!」

 

「だ、駄目だ!彼は、降魔大聖はきっと妖魔に憑かれているんだ。放ってはおけない!」

 

「ま、マジか。様子がおかしいと思ったら、そういうことかよ!」

 

 下半身裸で並んだ重雲と嘉明。嘉明は強烈な口淫の余韻で、重雲は叩きつけられた痛みのために、すぐに立ち上がることができない。そこへふらふらと、どす黒い邪気を纏った魈が近づいてくる。額を押さえ、苦悶に歪んだ形相で訴えかける。

 

「ぐ、うう……。に、逃げよ……!これ以上は、抑えが、利かぬッ……!うっ、ぐううッ!がああッ!!……。眷属、増やさ、ねば……」

 

 立ち止まり、頭を抱えて悶絶したと思うと、次の瞬間には魈の顔から表情が消えていた。そして再び魈の体から影が伸びる。それは枝分かれして嘉明と重雲の両足を掴み、がばりと開脚させた。

 

「うわあっ!」

 

 二人の少年は魈に向かって大きく股を開き、ペニスや尻の穴を惜しみなく晒す格好になる。

 

「ひゃあっ!?ま、まずいぞ!手足が動かない!」

 

「うわわっ!み、見るなよ、こんな格好!な、なんだ?こんな時なのに、ちんこが……」

 

 触手は空気に溶け込むようにして見えなくなったが、手足を捕まれているような感覚は消えない。さらに妖気に当てられたせいで体が熱を帯び、少年達のペニスが固く勃ち上がっていく。身体の自由が利かないまま、二人は為すすべもなく恥部を見せつけ、尻の穴と肉棒をひくつかせることしかできなかった。

 

「二匹では……足りんな。眷属……。増やさねば……」

 

 魈は虚ろな顔で呟くと、早口で何事か詠唱し、両手で印を結んだ。少年達は何事かと怯えた顔で見ていたが、ほどなく体に異変が生じた。

 

「な、なんだ?こんな時に便意が……んひいっ!♡」

 

 急に腹が張ったような感じがしたと思うと、ブビィッ!と音を立てて嘉明の尻から何かが漏れ出てきている。そのぬめりけのある液体は、彼を象徴するかのように、燃えるような赤い色をしていた。

 

「た、ただのウンコじゃない!?や、ヤバイ!オレの大事なものが、ケツから出てくるうっ!」

 

 蒼白になって必死に肛門に力を入れる嘉明。何かはわからないが、絶対にひり出してはいけないモノだということだけは、本能でわかる。

 

「仙術の類か!はうう゛ッ!?」

 

 ブリュッ!と音を立てて、重雲の尻からも水色のナニカが飛び出し始めた。彼もまた、尻の穴を収縮させて無駄な抵抗を試みる。

 

 

 そんな二人を冷徹な顔で見下ろす魈。もはやその目に慈悲はない。

 

「余計な人格など、不要……。すべて空にして、精と眷属を集める器となるがよい」

 

 二人の尻から出始めているのは、仙術で豆腐状に固められた彼らの人格だったのだ。

 

「ひいぃっ!!」

 

 少年たちはどちらともなく悲鳴を上げ、恐怖に身悶えする。その動きがかえって尻を揺らし、滑稽にもブリリッ!と自身の欠片を撒き散らす羽目になる。

 

「嘘だろ、そんな、死んじまうのかよ、オレ!?い、いや、諦めちゃダメだ!」

 

「降魔大聖!お気を確かに!くっ、妖魔を払うのは方士の責務!ぼ、ぼくが何とかしないと……あ、ダメ!出ちゃうぅっ……!」

 

 少年たちの覚悟も空しく、決壊はすぐに訪れた。

 

 ブボオオオォッッッ!!!♡♡♡ ブリュリュリュリュウウッッ!!♡♡♡

 

「いぎいいい゛ッ!あぎゃあああ゛ァァァァ~~~ッッッ!!?♡♡♡」

 

「お゛ッッッ!!♡ ほおおおオオオオオ゛~~~ッッッ!!?♡♡♡」

 

 

 少年達の尻の穴から、凄まじい勢いで大量の人格ゼリーが飛び出した。嘉明のモノは灼熱を思わせる赤さ、重雲のモノは透き通るような水色で、汚さと美しさが混在した、長く太い異様な排泄物だ。

 

「ででりゅっ!♡ 出ちゃいけないやつが♡ あ゛ひいっ!?♡」

 

「記憶がっ♡ 知識がっ♡ 尻から出てって♡ お゛ほっ!♡ 馬鹿になるううぅっ!♡」

 

 尻から疑似一本糞を捻り出す度に、個人としての彼らを形づくるあらゆる要素が体から抜け出ていく。白目を剥いて絶叫する二人の股間では、こんな状況であるにも関わらず、或いはこんな状況であるからこそか、雄々しく猛ったペニスからドピュドピュと精液が吹き上げられていた。

 そして獣のような断末魔を最後に、少年達の体はぐったりとくずおれて、丘は静寂に包まれた。目を見開いて大口を開けたまま痙攣する惨めな少年達の尻の傍には、赤と水色の排泄物が隣り合ってとぐろを巻いていた。

 

 しばらくして、嘉明と重雲がふらりと立ち上がった。その顔に表情はない。ぶら下げたペニスから精液を垂らして直立する二人に、魈が指示を与える。

 

「行け。若いオスを堕落させ、精液と人格を集め、同胞を増やすのだ」

 

「おう、わかったぜぇ♡ うへへへ♡ チンポミルク、飲ませろぉ~~♡」

 

 命令された途端、嘉明はだらしなく口元を弛緩させ、えへえへ笑いながら生尻を揺らして歩き出した。足取りは覚束ず、歩きながら片手で自分の肉棒を扱いている。発情した猿のような間抜けな姿は、平時の快活な少年からは想像もつかない。

 

「う゛う~~ッ! おお゛ッ♡ あ゛ええぇ~~っ??♡」

 

 重雲の方はまともに言葉も発せないようで、目玉をぐるぐる動かしながら、丸出しのペニスをぶら下げてヨタヨタと行進を始める。涎をボトボト零し、両手を前に突き出して奇声を上げる様子は、さながら出来の悪いキョンシーのようだ。

 

 二人、もとい二体が去ったあと、魈は地面にぶちまけられた重雲の人格ゼリーを手に取り、こねくり回して球状に整えた。

 

 水色の球には重雲の顔や尻、そしてペニスの形が浮かび上がっている。今し方歩き去った肉体はただの抜け殻。人格を凝縮したこの球こそが、今や重雲の本体と言える。

 魈は球に付いたペニスに口を付け、ぢゅるううっ♡ と音を立てて吸い上げた。

 

「ああ……♡ 人格から搾り取る精気の味♡ 実に良い……♡」

 

 うっとりと歪んだ笑みを浮かべる魈。その股間は、遠目にもわかるほどモッコリと盛り上がっていた。水色の球を懐にしまうと、今度は赤いゼリーを同じように丸める。

 

「二つでは、とても足りぬ。あの抜け殻どもの働きに期待するか」

 

 不敵に笑う魈の顔には、もう苦悶や迷いはない。ただ若く新鮮な人格ザーメンを手に入れるため、妖魔と化した魈の暗躍が始まる。