放尿ハロウィーン! 常識改変でゴーストタウンと化すニューミリオン - 8/8

おまけ

以下、国外におけるヴィクター・ヴァレンタインの研究報告より抜粋。

 

これまでの研究の結果、サブスタンスの力の暴走によって便器と同化した人間の心の声を録音する装置の開発に成功した。
これは、その装置及び研究のためトイレに設置したカメラの映像によって確認できた現象の一例である。

今回の現象における最初の発症者である被検体NO.01(以下、人間だった頃の名を用いて「フェイス」と呼称する)は、飲尿という変態性癖とそれに伴う被虐願望に支配され、小便器と同化し、上半身は陶器となって便器に埋まり、下半身は生身のまま後方の壁から露出した状態で放置されている。

フェイスは人間の尿や精液を摂取することを喜びと感じているようだったが、ある時、数年来確執のあった実兄ブラッド・ビームスと対面したことで、一時的に正気を取り戻した。

※以下、事実をより明瞭とするため、録音により判明したフェイスの心の声を随時引用する。

≪……う、ブラッド?あれ、俺、何を……。体が、顔が、動かない。ちょっと、助けてくれない?あんたならできるでしょ?≫

ブラッドは極めて優秀なヒーローだったが、例に漏れずサブスタンスの影響で、便器と化した者を人間として認識できなくなっている。目の前の便器が実の弟とだと気づくことなく、自然に放尿のために性器を取り出した。

≪ひっ……!?な、何やってんの!?俺だよ、フェイスだってば。そんな、やめて。やめてよブラッド!≫

心の声は悲痛な声音だったが、表情はいつもと同じ、自らの指で口を広げ、締まりのない笑顔を浮かべていた。当然、ブラッドには小便器の嘆きなど聞こえないため、弟の顔めがけて放尿した。

≪ひぃっ!ぶべべっ!うえっ!お゛ええっ!くさっ、臭い!汚いって!おええーっ!やめて、ブラッド!俺がわからないの!?あんたの弟でしょ!≫

ブラッドはフェイスを小汚い便器としか認識できていなかった。不快感もあらわに、無常に尿を注ぎ続けた。尿を浴びて顔を黄色く汚していくうち、フェイスの心境に変化が現れた。

≪アハ……そうか、そうだよね。俺は、便器。オシッコをかけられるだけの、汚い便器だったっけ。アハ、アハハ……≫

尿を浴びせられて小便器としての役割を果たしたことで、或いは潜在的な被虐願望を刺激されたことにより、戻り始めていたフェイスの正気は再び失われ、便器としての使命をかえって強く自覚する結果となった。
余談だが、かつてアキラと呼ばれていた別の便器でも、数カ月前に同様の現象が確認されている。
フェイスは大量の尿を浴び、飲み干して、便器としての本分を全うした。

≪んひっ♡ んほほっ♡ おいし♡ ブラッドのオシッコ、おいしいよおっ♡ んぼぼっ♡ 便器のくせに生意気いってごめんなさしゃい♡ オシッコ、飲みます♡ 全部飲ましぇてえ゛ぇっ♡≫

人間だった頃のフェイスはどちらかというと無気力で冷静沈着な青年だったが、便器となった彼からは、ひどく下品で低能な印象を受ける。ブラッドの放尿が終わった頃にはフェイスの上半身は尿にまみれて湯気を上げており、口の中にも尿が溜まっていた。

 

 

ここから先、さらに興味深い事象が確認できた。
今回のサブスタンスの影響によって小便器となった人間は、興奮した際に全身から一種のフェロモンを発し、周囲の人間に影響を及ぼす。端的に言えば、フェイスの陶器の体から発せられた淫靡さが、ブラッドの性欲を刺激した。
ブラッドはヒーローの中でもひと際厳格で、およそ精処理などとは無縁な人間に見えたが、放尿を終えたブラッドは舌打ちをしつつも足を大股に開き、荒い息を上げ、――表現は悪いが、まるで猿のように、一心不乱にペニスを擦り上げた。

「くっ!便器風情が!そのような顔で劣情を煽るなど、恥を知れ!」

これはトイレに設置されていた集音器から明かされたブラッドの呟きだが、公共の場で自慰に浸る男の台詞としては酷く滑稽である。が、ブラッドはそれが異常だとも気づけないまま、涎まで垂らして性器を擦り、腰を振った。

≪アハッ♡ お兄ちゃんのチンポミルク!俺に飲ませて!いや、飲ませてくださいぃっ♡ んごっ、ぶごっ♡フゴォッ♡≫

フェイスの心の声には、興奮のあまり豚の鳴声のような濁声が混じっていた。
やがてブラッドの性器から断続的に精液が発射された。

≪あへええ゛ぇっ♡♡♡ チンポミルク♡ ザーメン♡ ありがとっ、ありがとうございましゅうう゛ぅ~ッ♡♡♡ お゛ほっ♡ おへええ゛ッ♡ おおおお゛♡≫

フェイスの顔や口に精液が振りかかると、フェイスは発狂したように歓喜し、それを享受した。壁の後ろのフェイスのペニスは、触れられてもいないのに勃起し、激しく震えて射精した。

≪んひいいぃ♡ チンポイグウウッ♡ お兄ちゃんのチンポミルク飲んで♡ チンポミルク撒き散らしちゃうう゛ゥ~ッ♡ お゛っほォお゛~ッ♡♡♡≫

だらしなく歪んだ顔に相応しい、下劣な叫びが記録されていた。
一方、射精を終えたブラッドは、息を整えた後、短く悲鳴を上げて一歩下がった。

「俺は、なんてことを……」

マスターベーション後の虚無感のためか、ブラッドは弟の存在を思い出したようだった。慌ててハンカチを取り出しフェイスの汚れた体を拭き、洗浄ボタンを押して尿や精液を吐き出させたが、何をしようが弟は人間には戻らない。

≪おほっ♡ いいよっ♡ このままでぇっ♡ しあわせっ♡ 俺、便器だからっ♡ もっと、オシッコとミルク、飲ませてぇっ♡≫

弟の思念が通じたようで、兄の性器は再び勃起し始めた。

「くっ。そうか。もはやお前を慰めてやるには、便器として使ってやるしかないのだな」

ブラッドはまたも性器を扱き、すぐに二回目の絶頂に達して精液を弟に浴びせた。

自責の念からなのか、それからブラッドは毎日ほとんど一日中、弟の前で性器をいじり、精液や小便をかけ続けている。完全に理性を失っており、この調子では、ブラッド自身が便器になる日も近いだろう。

 

以上、この事例は、今回発見された特異なサブスタンスによる怪奇現象じみた伝染のメカニズムを解明する一助になると考える。ビームス兄弟のプライバシーを侵害し、両人の尊厳を大きく損なう不名誉な事実ではあるが、これらの映像及び音声を公開することで、世界各国の研究に役立てたい。