放尿・飲尿メインの常識改変連鎖堕ち便器化です。前半はジュニフェイ(フェイジュニ)中心ですが、後半はいろんなキャラが連鎖堕ちして便器や犬になります。あまりハロウィン関係ないですが今年のハロイベネタです。
挿絵のみはこちら→ https://hysm-temple.com/works/6506-2
「おい、口開けろよ、クソ便器」
狭いトイレの中で、フェイスはジュニアの足元に正座していた。
「アハ、いっぱい出してね」
ジュニアを見上げて、大口を開ける。ぽっかり開いたその口へ、ジュニアは容赦なく放尿した。じょろじょろと注がれる黄色い尿を、笑顔で飲み干していく。
(おチビちゃんのオシッコ、おいしい♡)
ジュニアの小便を飲みながら、フェイスは股間を盛り上げていた。
なぜこんなことになったのか、フェイスはあまり覚えていなかった。もはやこれは、2人の日常になっている。
※※※※※※
――美術館で怪現象が起こっている。
そんな連絡を受けて、ウエストセクターの研修チームが調査に向かったのが2週間ほど前。それがすべての始まりだった。
美術品が勝手に動き出すという幽霊めいた話に、最年少ルーキーのジュニアは酷く怯えていた。そのくせ、不必要に強がって周りに偉そうな態度をとるものだから、ビビっているのがバレバレだ。美術館が停電すると露骨に体を震えさせ、しまいには「トイレについて来い」などと言い出す始末。もっとも、相部屋のフェイスは普段から夜中にトイレに付き合わされることが多いため、子守りも慣れっこだった。
適当な理由をつけてメンターのキースとディノから離れると、二人は廊下の奥のトイレへと向かった。
「ここで待ってろよ。いいか、ぜってー、待ってるんだぞ! 勝手にいなくなったりしたら、許さねーからな!」
「はいはい。待っててあげるから、早く行ってきなよ」
ジュニアがトイレへ駆け込むのを見送ると、フェイスはやれやれとため息をつく。1人で用も足せないから付いてきてあげてるのに、上から目線で偉そうな態度。いつものことなので、もう怒る気にもならない。
廊下の壁にもたれてスマホをいじる。暗い館内がスマホの灯りで頼りなく照らされ、自分の影が大きく伸びる。確かにお子様には不気味なのかもしれないが、夜遊びに慣れたフェイスにはどうということもない。それだけに、警戒心が薄かったのかもしれない。
暗い館内に、寂しげな鐘の音が鳴り響く。その特徴的な音色は、ヘッドホンをしているフェイスの耳の奥にも、しっかりと届いていた。
その直後、フェイスは自分が勃起していることに気づき、驚いた。
(おかしいな。なんか、妙にムラムラする。溜まってるのかな)
ズボン越しに股間を抑え、鎮めるように優しく握る。布越しにも熱が伝わってくる。そこまで仕事熱心ではないフェイスだが、仕事中に勃起していることには妙な罪悪感がある。
(さすがにもうちょっと集中しないと、おチビちゃんに怒られても文句言えないよね)
そう思って何気なく見やったトイレの方から、妙に生々しい音が響いてきていた。フェイスはハッとして、ヘッドホンをずらす。
ジョロジョロジョロ。
硬質な水音。陶器に液体が勢いよく叩きつけられている音。……なんのことはない、ただの放尿音だ。
(おチビちゃんの、オシッコの音……?)
気が付くと、その音に聞き入っていた。そんなものがなぜ気になるのか。今まで何度もトイレには付き合わされているが、こんな気持ちになったのは始めてだ。
相当我慢していたようで、ジュニアの放尿は長い。
その情けない音と、普段のジュニアの生真面目で生意気で傲慢な態度が重なる。
(あのおチビちゃんが、無防備にオシッコ垂れ流してるんだ)
フェイスは股間を抑えたまま、気づけばトイレの方へと歩いていた。
そして、ばっちり見てしまった。放尿するジュニアの姿を。気持ちよさそうに顔を緩め、不必要に大きく股を開き、妙に離れた位置から勢いよく尿を飛ばすジュニア。ジュニアの股間から、黄色い放物線が便器めがけて降り注いでいる。
フェイスはあっと小さく声を上げ、股間を握りしめてその姿に見入っていた。
(あぁ、気持ちいィ。なんでこんなにきもちーんだろ……)
ジュニアは放尿の快感に酔っていた。異常なまでに、酔っていた。
鐘の音を聞いてから、妙に頭がふわふわしている。そして、放尿することが気持ちいい。ずっと我慢していたからだろうか。一歩二歩と後ずさり、わざと遠くから小便を飛ばす。尿のアーチが伸びていく様を、うっとりと見つめる。
(なんか俺、変だぞ……)
そうは思いながらも、それ以上深く考えることはしなかった。長い長い放尿が終わると、ジュニアは快感交じりの大きなため息をつき、性器を振って尿を切った。
途端に、真っ暗な美術館にいることを思い出し、恐怖が押し寄せる。
「あっ。終わった?おチビちゃん」
声を掛けられて飛び跳ねた。その様子を見てフェイスが愉快そうに笑う。
「てめぇ!驚かせんじゃねーよ!なんでここにいるんだよ!」
「おチビちゃんが待ってろって言うから、待っててあげたんでしょ。あんまり遅いから様子を見に来たんだよ」
「うっ……。わ、悪かったな。溜まってたんだよ」
「アハッ、そうみたいだね」
「う、うるせーよ!さ、さっさと仕事に戻るぞ」
ジュニアは仕事も忘れて放尿の快感に酔いしれていたことを恥じ、それをフェイスに悟られていないか気が気ではなかったが、フェイスもまた、ジュニアの放尿を覗いて興奮していたことを必死で隠そうとしていたのだった。
(おチビちゃんのオシッコに興奮するなんて、どうかしてるよね。疲れてるのかな)
ニューミリオン一の色男が聞いて呆れる。ヘッドホンをしっかりと嵌めなおし、珍しく気合を入れて仕事に戻った。
その後、幽霊やミイラが多数登場したものの、フェイスの洞察力で元凶となるサブスタンスを回収し、(ジュニアはお化けに怯えてろくに活躍もできなかったが、)お化け騒ぎはあっさりと幕を閉じた。
だからこそ、二人とも自分の身に起きた異変を自覚することもなかった。
この時すでに、彼らの常識は歪み始めていたのだ。