R-18G
魔王・遠呂智によって支配された異世界。魔王軍と英雄たちの争いは、人類の優位のうちに佳境に入っていた。蜀漢の若き英傑、張苞と関興は、その抜群のコンビネーションで並外れた活躍を見せていた。兄貴分の張苞は勇猛で闊達、常に先陣を駆け抜けており、弟分…
わがままな王子様※
むかしむかし、とある国に、わがままな王子様がいました。欲しいものは何でも与えられて育ったために、どんな願いでも望めば叶うと思っていたのです。実際その通りでした。成長するに従って横暴になる王子様に、国民や大臣はもちろん、父親の国王様ですら頭が…
極上の豚肉※
異様な木々が立ち並ぶ樹海の奥地。剣や弓、槍などで武装した数人の男達が、たき火を囲んでたむろしていた。一様に表情は暗い。「やっぱりあの村長の話、ちゃんと聞いとくべきだったなぁ」「今更言っても仕方ないだろう」彼らは皆、ある程度の名の知れた冒険者…
黄金の棺※
※『極上の豚肉』の続編です。 「はん、ここが例の森か」異様な木々が立ち並ぶ薄暗い樹海。多くの冒険者が消息を絶った魔の森に足を踏み入れ、少年は忌々しそうに顔を顰めた。見渡す限りに広がった木々。足元…
マジキチクエストⅠ-1※
古来、大陸に伝わる伝説、十大淫魔。人間の痴態を肴に、人間の体の一部や体液、排泄物などをエネルギーとする10柱の強大な悪魔。人々は長きに渡り、彼らに虐げられ、それでも抗い続けていた。大陸の中心、聖王国の宮廷は、魔王のアジトとなるダンジョンを見…
マジキチクエストⅠー2※
「うくっ……こ……ここは……?」赤茶色の壁と床に囲まれた殺風景な部屋で、少年賢者リアンは目覚めた。ゆっくりと立ち上がり、ローブの裾をポンポンと払う。あたりには、誰もいない……。「ああ、そうだ……。キルファがやられたんだ……」落ち着く暇もなく…
マジキチクエストⅠー3※
「ねえ、キルファ」「ん?なんだよ?」「僕、勇者になれるかな?」暖かい木漏れ日の降り注ぐ街道を、2人の少年が並んで歩いていた。背の低い方の少年が呟いて立ち止まると、大きい方の少年も歩みを止め、じっと彼の顔を見つめた。「大丈夫だよ、今更何言って…
2人のナイト※
俺には、4つ上の兄がいた。若くして王国騎士団の部隊長だった兄は、剣技に優れ、冷静沈着。女からもモテたがそんなものには見向きもせず、日々真面目に鍛錬に励んでいた。俺は兄のような立派な騎士になりたくて兄に指導を願ったが、「邪魔だから近づくな」と…
帝国の落日・被虐の騎士※
『帝国の落日・プロローグ』の続編です。 「どこだ………ここは」目が覚めると、真っ白な空間だった。家具も何もない、全面白塗りの密室。ただ、天窓から差し込む光が壁や床に反射して、妙に眩しい。そして、そんな純白の…
番外編・被虐の騎士 その後※
『帝国の落日・被虐の騎士』の続きです。 「いひいい、ひひひぃ……オチンポ、オチンポぉ…」「汚いな。思った通りだ」要塞の屋上で、コールは例の騎士の成れの果てを見下ろしていた。射精のしすぎなのか、白…
帝国の落日・レジスタンス崩壊(前編)※
『帝国の落日・裸の王様(後編)』の続編です。 カストル帝国王城、展望台。R………ルードヴィッヒ・カストルは、窓際のテーブルで優雅に紅茶を飲んでいた。視線の先には、港の時計台。そこには、前皇帝ハーヴェル・カス…
帝国の落日・レジスタンス崩壊(後編)※
※『帝国の落日・レジスタンス崩壊(前編)』の続きです。 「やぁ、気分はどう?」Rの無神経な声で、キンスターは目覚めた。「うん、ちょっとベッドが固いかなー。あと、昨日のステーキ、ちょっ…