催眠

Dr.ゲドー診療所※

昼間でもすっかり肌寒くなり始めた秋の午後。いえ、もう日は傾いていますが。精神科医というのも昨今は随分と忙しくなっちゃいましたが、まぁ私のような怪しい開業医を頼ってくる人は少ないものでして。今日はもう予約の患者さんは皆さん帰られましたし、どう…

Dr.ゲドーVS天才ハッカー(後編)

※『Dr.ゲドーVS天才ハッカー(前編)』の続編です。    ……危ないところだった。赤峰健太は、パソコンを抱えて街を歩きながら、ほっと息を吐いた。天才ハッカー、ヘラクレスともあろうものが敵の仕掛けた…

Dr.ゲドーと男根信仰(中)

※『Dr.ゲドーと男根信仰(上)』の続きです。   やれやれ、この二崎(ふたざき)という男。伝説の壊し屋だかなんだか知りませんが、催眠にかかってしまえば大したことはありませんね。懐からジャックナイフまで取り出し…

Dr.ゲドーと男根信仰(下)

※『Dr.ゲドーと男根信仰(中)』の続きです。    無情な恐喝屋、二崎が醜いブタに成り下がってから数日。京都の珍宝寺に泊まり込んでいた私は、珍念和尚とともにパソコンの画面を覗きこんでいました。悪徳企…

性剣ファルシオン

「婚約?君とウードがかい?」ヴァルム帝国領内の駐屯地。イーリス聖王国軍の軍師ルフレは、王子クロムの娘、ルキナと向かい合って座っていた。驚いた様子のルフレの声に、ルキナは静かに頷き、出された紅茶に少し口をつけて物憂げに続けた。「ええ、それでそ…