アヘ顔ダブルピース

クリスマス・プレゼント

「メリークリスマース!」電灯を消した部屋でクラッカーを鳴らし、ケーキの上の蝋燭の火を吹き消した。卓の隅に置かれたキャンドルの心もとない灯りが、聖夜のムードを演出している。年に一度のクリスマス、俺はパーティーを開いて盛大に楽しんでいた。……1…

Dr.ゲドーVS天才ハッカー(後編)

※『Dr.ゲドーVS天才ハッカー(前編)』の続編です。    ……危ないところだった。赤峰健太は、パソコンを抱えて街を歩きながら、ほっと息を吐いた。天才ハッカー、ヘラクレスともあろうものが敵の仕掛けた…

兄と弟2 (後編)

※『兄と弟2(前編)』の続きです。    「おまたせ、光也くん。恭介さん。」フェラが終わり呆然としていた兄弟に、ショウタがニコニコしながら近づく。「ふふ、こうして見ると、やっぱり兄弟だね。光也くんの方…

ブチ込め!

「やっべ、すっかり遅くなっちまったな」午後10時。ふと時計を見上げて、半座龍之介は額ににじむ汗をぬぐった。数日後に大会を控えている。皆が帰った後、顧問の菅野に無理を言って武道場の鍵を借り、一人で形の稽古を続けていた。「いい加減帰らねぇと。あ…

放課後の茶来くん

「自主トレは疲れるなー。すっかり遅くなっちゃたよ」弱小野球部のキャプテン(のようなもの)も楽じゃない。後輩と矢部くんの面倒みてから自分の練習にかかったものだから、すっかり日が暮れてしまった。明日も朝練だから早く帰ろう、と繁華街を歩いていると…