エロオス!フォーリングヒーローズ! オナ猿シコリプス・ジュニア編

ここはニューミリオン。100万の夢が叶う街。
「HELIOS」に所属するヒーローたちが、今日も平和のために戦っている。

レオナルド・ライト・ジュニア。
ヒーロー就任1年目のルーキーだが、アカデミーを飛び級で卒業しただけあって確かな実力を持つ。ギター片手に電撃を繰り出すロックな戦い方をする一方、根は真面目すぎるほど真面目で向上心の高い努力家である。短気なのが珠に傷、そしてその短所が災いして、現在、拉致監禁されている。

「クソどもが……!ヒーロー舐めてんじゃねーぞ!」

椅子に縛り付けられてなお、ジュニアの眼光は強い光で敵を刺す。
敵……対立組織「イクリプス」の幹部、シリウスはそんなジュニアの様子に満足げな笑みを浮かべた。

「うん。いいね。小柄で可憐な外見に似合わず、胆力もある。やはり君はいい商品になりそうだ」
「てめぇは……!相変わらず気色悪りぃんだよ、ヘンタイ!」

いつしか遭遇した際、骨董商を名乗ってジュニアの体に好奇の目を向けてきた男だ。ジュニアは嫌悪感を剥き出しにする。

「ははは、元気なことだ。ああそうだ、ちょうど面白いモノが手に入ってね。君の価値を図るためにも、ちょっと実験につきあってくれないか」
「はっ、やなこった。誰がてめぇらなんかに」
「君に拒否権はないのだけれど。まあいい、これからやることに耐え抜いたら、君を解放しよう。耐えられなければ……どうなるかは君次第かな」
「……へえ?いいのかよ、そんな約束しちまって」

好機とばかりにジュニアの顔に笑みが浮かぶ。

「いいぜ、さっさとはじめろよ。後悔すんじゃねーぞ」
「ふふ。その威勢がいつまでもつのか、楽しみだ」

シリウスが一歩横にずれる。と、背後に何かが現れた。ソレはあまりにも異質でおぞましいモノだった。

「ひっ」

強がっていたジュニアからも思わず悲鳴が漏れる。廃墟の一室の崩れかけた壁にへばりつき、うねうねと蠢く巨大な影。薄明かりに照らされたソレは、無数の赤紫色の触手からなる化け物のようだった。

「おっと、驚かせてしまったか。なに、サブスタンスを使って改造しただけのただの植物だ。いや、こうなってはモンスターと呼んでもいいのかもしれないが」
「お、おれに何をするつもりだ!」
「別に獲って食おうってわけじゃない。君の耳からこの触手を入れて、脳をいじらせてもらう」
「ひっ……。の、脳を……」
「そうやって少し記憶を書き換えた上で、頭にサブスタンスを埋め込む。まずは我々の仲間になってもらおうというわけだ」

青ざめたジュニアの頬を冷や汗が伝う。シリウスは愉快そうに目を細めた。

「なんだ、ヒーローでも怖いのか。顔に出ている」
「ふぁっく!怖くなんかねぇ!クソどもが!やれるもんならやってみやがれ!おれはHELIOSのヒーローだ!てめえらイクリプスの仲間になんか、なるわけがねえ!」
「頼もしいな。弱ければ弱いほど、人としての矜持を失ってしまうかもしれないが、その様子なら大丈夫だろう。ディノよりも頼もしい仲間になるかもしれない。あるいは可愛いお人形として、どこぞの金持ちに売りつけてもいいな」
「てめぇがディノを……!許さねえ、ぜってー耐え抜いて、ぶちのめしてやる!」

目の前の男が以前に仲間を洗脳して傷つけた張本人だと思い至り、怒りに燃えるジュニア。オッドアイの目に強い光が満ちていく。

「これは期待できそうだな。では、早速はじめようか」
「……っ!上等じゃねぇか!」

啖呵を切るジュニアだが、ウネウネと伸びてくる触手に語尾が震える。体を揺すって抵抗しようにも、固く拘束されている上に、ヒーロー能力も封じられている。やがて伸びた触手がジュニアの片耳に覆いかぶさり、さらに細い触手が耳の奥へと突き刺さる。

 

「ほげぇっ★」

凛々しかったジュニアの顔が、一瞬にして間抜け面に塗り替わる。
グルンと白目を剥き、鼻の下を伸ばし、涎を飛ばすジュニアに、シリウスは顔をしかめた。

「なんだ、その悲鳴は。少し品がなさすぎないか」
「ぴっ!?……ぴっ、ぴぎい゛い゛い゛い゛ぃぃーっっっ!!!!!」

シリウスの軽蔑の言葉もすでに届かない。触手がジュニアの脳へ到達し、直に脳を書き換えている。その衝撃と恐怖に、されるがままのジュニアは涙を流して絶叫するだけだ。

「ぴっ、ぴぴっ!や、やらっ!やらあっ!!怖い!こわいぃ!やめっ、もうやめてくれぇっ!ァアア゛~ッ!!!」

ヒーロースーツの股間からジョジョロと尿が漏れ出し、異臭が立ち込める。シリウスは鼻を摘み、尿を避けて一歩退く。その間も触手の攻撃は止まらない。もう片方の耳にも触手が刺さり、両側からジュニアの頭を犯す。

「あ゛っ、あ゛っ゛、ぉ゛ああ゛ァ゛~~~ッ゛!!ァァ゛ア~~ッ!!」

普段から甲高い声がさらに裏返り、悲鳴とも喘ぎ声ともつかない耳障りな叫びが響き渡る。鼻水まで垂らして泣き喚くヒーローにあるまじき姿に、シリウスは目を丸くする。

「おいおい、あれだけ啖呵をきっておいてそれはないだろう。もう少し粘ってくれないと、実験にもならない」

「あ゛へえぇ゛~っ」

散々脳をかき回されて馬鹿になってしまったのか、ジュニアの顔がだらしなく弛緩し、悲鳴も喘ぎ声へと変化していく。もはや抵抗する力もなく、触手の動きに合わせてぴくぴく痙攣するだけだ。

「醜いな。ここまで使えないとは思わなかった。飛び級でヒーローになったそうだが、所詮、子供は子供か」

すっかり興味を失ったシリウスが、懐からサブスタンスを取り出す。早々に仕上げに入るつもりだ。それも、当初に予定していた強力な力を与える上質なサブスタンスではない。廃棄処分用の、低レベルのものだ。そして触手に顔を支えられアヘ顔を晒すジュニアに歩み寄ると、額にサブスタンスを押し当てた。

「お゛ッぐお゛お゛お゛ッ!あ゛ああああッ!んお゛お゛お゛お゛ッ!!!」

頭に異物を埋め込まれ、再び汚い悲鳴を上げるジュニア。伸ばした舌を振り回し、目を白黒させる。だらだらと溢れる涎と鼻水でヒーロースーツはベトベト。下半身に至っては小便まみれである。その小便にまみれた股間に、新たな染みが浮かぶ。
この状況で、ジュニアは、射精したのだ。

「……これで君も晴れてイクリプスの一員だ。と、言いたいところだが、どうやらその価値はなさそうだからな。今与えてやった力は、「無尽蔵に射精できる能力」だ。この上なくくだらないだろう」
「お゛え?お゛、おお゛?お゛へっ?」
「聞こえてないか」
「ぉお゛っ、おおお゛っ?ぃひっ、いひひ❤お゛ひひっ❤んひぃい゛っ❤」

野太い唸り声のような悲鳴が、再び甲高い喘ぎ声へ変わっていく。それは妙に艶かしく、淫靡で、卑猥な鳴き声だった。

「いひぃ❤ひぃーっん❤ァアア゛~~❤イクッ❤イグイグ❤ま゛だイ゛ッテるぅう゛ーっ❤❤❤あへええ゛ぇーーっ❤❤❤」

部屋中にイカ臭い悪臭が充満する。役目を終えた触手がジュニアを開放して離れてもなお、ジュニアは奇声を上げて射精し続けた。その顔には、快楽に振り切れたアへ顔が張り付いていた。

「これでは話もできないな。しばらくそうしていろ。股間に刺激を与えなければ、そのうち一旦収まるだろう」

呆れたシリウスは射精し続けるジュニアを残し、部屋を出ていった。一人になったジュニアは、幸せそうな顔で嬌声を上げ続けた。

 

 

 

 

「気が済んだか」

一時間後。ようやく静かになった部屋にシリウスが戻ると、ジュニアは椅子の上で項垂れていた。床は精液と小便で水浸し。その中心で悪臭を放つジュニアは汚物そのものだ。
シリウスに気づいたジュニアがゆっくりと顔を上げる。その目は濁ってはいるが、生気に溢れていた。

「……ようやく戻りやがったな」

声のトーンも落ち着いている。一見、理性を取り戻したように見えるが、額にはくすんだ赤色のサブスタンスが嵌っている。そして、股間はビンビンにテントを張っていた。

「サブスタンスは体に馴染んだようだな。気分はどうだ」
「てめぇに言いたいことがある」
「なんだ」
「……させろ」
「聞こえないな。なんだ」

ほんの少しためらった後、ジュニアは声を張り上げた。

「射精、させろ!」
「……こんなに射精したばかりじゃないか」
「たりねぇ!もっとだ!もっと!思い切りチンコ扱いて!思い切り射精させろ!」

顔つきは真剣そのものだ。シリウスが冷たい目を向ける。

「それが人にものを頼む態度か」
「射精……させて……ください」
「ほかに頼みたいことはないのか。仲間の元に返してほしい、なり、市民に危害を加えるな、なり。いろいろあるだろう。HELIOSのヒーローなのだから」
「ない!仲間とか市民とか、そんなことより、チンコ!チンコ触りたい!射精させろ!射精!させてください!」
「これは、とんだヒーローがいたものだな」

発情しきったジュニアの頭にはチンコのことしかないようだ。サカリのついた犬のように舌を出し、切なそうに主人の許しを待っている。
シリウスが最後の確認をする。ヒーローとして、人として、復帰できるかどうかが、この質問にかかっている。

「われわれイクリプスの手駒になると誓うか」
「誓う!誓います!」

即答だった。質の悪いサブスタンスに汚染されたジュニアは、ペニスを扱きたい一心で、ヒーローであることも人であることも放棄した。

「……わかった。だが、そうだな。市民やヒーロー達の前でなら、許そう」
「っ!はい!ありがとうございます!」

開放されたジュニアは跪いてシリウスに忠誠を誓った。そしてシリウスの指令を聞き終えると、立ち上がって元気よく抱負を述べる。

「オナ猿シコリプス、レオナルド・ライト・ジュニア!オナニーなら誰にも負けねぇ!」

直立して左手で敬礼し、右手は早くもペニスを握っている。あまりのあっけなさに、シリウスは幻滅していた。

「やれやれ。君にはガッカリだ。こんなに脆くて薄汚いモノに、商品価値などありはしない。まあせいぜい、見せしめの晒し者にでもなってもらおうか」
「おう!まかせてくれ!」

シリウスの冷めた視線にも気付かず、ジュニアは誇らしげに胸とペニスを張る。
そして命じられるがまま、丸出しの股間を隠しもせずに街へと飛び出していった。

 

 

 

 

しばらくして、イエローウエストの繁華街から悲鳴が上がった。

「うひ、うひひひひぃっ! チンコ! チンコシコシコすんの最高だぜ!いひ、いひひっ!」

イクリプス出現の報に駆けつけたヒーローたちが見たものは、ヒーロースーツからイチモツをはみ出させ、大勢の市民の前で自慰に励むジュニアの姿だった。唖然とするヒーローたちを見つけたジュニアが、ペニスを握りしめて口角を上げる。

「お前ら、まだヒーローなんてやってのかよ。はっ、バッカじゃねぇの?時代はイクリプスだろ」

チンコ丸出しで余裕の嘲笑を浮かべる。声音にも蔑みが滲んでいた。

「……何やってるの、おチビちゃん。みんな見てるよ」
「洗脳されちまったか……。イクリプスのやつら、ひでぇ真似しやがる」
「くそぉ!正気にもどってくれ、ジュニア!」

仲間のヒーローたちが呼びかけるが、ジュニアには届かない。

「お前らもイクリプスに降参したらどうだ?そうしたら、すげー気持ちよく射精できるぜ。うししっ、成長したおれの姿、よーく目に焼き付けとけよ!」

見せつけるように股間を突き出し、往来の真ん中で自慰を続ける。

「悪く思わないでくれよ。こうなったら力ずくで……うわわっ!?」

止めに入ろうとしたディノを、ジュニアが電撃で威嚇する。

「おれのオナニーを邪魔するヤツは、誰だろうと許さねぇ!もっとすげえもん見せてやる!うおおおーっ!」

鬼気迫る勢いで一心不乱に自慰に励む。普段は賑やかな市街地に、ジュニアの喘ぎ声と卑猥な水音が響く。

「お゛っ❤ お゛ほっ❤ じゅ、充電完了」

やがて絶頂に上り詰めると、ヒーロー達を狙い撃つようにチンポを構える。

 

「これがおれの必殺技だ!拝めることを感謝しろよ!痺れさせるぜ!どりゃあっ❤ お゛っ、おほおお゛っ❤❤❤」

ジュニアが奇声を上げると同時に、落雷のような電撃が迸った。
出どころはジュニアのジュニア。勃起したペニスが電気を纏って光り輝いている。ギターよろしくペニスをかき鳴らすと、射精とともに放電し、体液に乗せて電撃を撒き散らしたのだ。
勢いよく吹き上がる精液の周りに、バチバチと電流が迸る。
ギターをチンポに持ち替えて、お得意の電撃攻撃を繰り出すジュニア。しかし対するヒーロー達はジュニアの痴態にドン引きして距離を取っていたので、エレキザーメンは届かない。こうなってはもはやヒーロー能力の無駄遣いでしかない。

「キィィーッ!なんで効かねーんだ!くそぉ!もっとだ!おおおお゛ぉ!ぉほおおおぉーっ❤❤❤」

焦ったジュニアがオナニーの速度を上げる。足をガニ股に大きく開き、尻をヘコヘコ振って、高速でペニスを扱きまくる。もともと性欲旺盛なのもあるが、サブスタンスの影響で無限の精力を与えられているため、ジュニアのジュニアからは途切れることなく電気を帯びた精液が発射される。

「うおおおお!痺れろ!うひ、うひ、うっしっし!お゛❤おほお゛―っ❤しゅげ❤まら、まらでる❤お゛ほっ❤おおお゛お゛―っ❤❤❤」

ギャラリーが冷めた目で見守る中、持ち前のやかましさで奇声を上げる。長い長い射精の快感にアヘ顔を晒し、鼻水までぶら下げている。
だが、どれだけジュニアが恥を晒そうが、恥の上塗りをする以上の効果は何もない。
仲間同士の辛い戦いとなるべき局面は、オナ猿に堕ちた哀れな少年の間抜けなオナニーショーと化していた。その模様は、騒ぎを聞いて集まったテレビカメラによって中継されている。

「あーあ……かわいそうに。あんなにマジメに頑張ってたのに、こんな酷い姿になっちゃって」

動いたのは、フェイスだった。ジュニアと同じウエストセクターのルーキー。性格は正反対で言い争いも耐えないが、いい相棒と言える関係を築き始めてきたところだった。
普段どおり気だるげな動きで進み出た彼の顔には、哀れみと悲しみが浮かんでいた。

「せめて……。気持ちよく、イカせてあげるよ」

指を鳴らす音が響く。フェイスの音波攻撃が、オナニーに夢中になっていたジュニアに直撃する。

「ふあっく!? ぴぎゃあああ゛あ゛あ゛っ!!!?」

低能なオナニー怪人には、その一撃で十分だった。

「お゛っ❤おお゛っ❤なにこりぇ❤しゅごっ❤お゛❤ぉごおっ❤んほおおお゛ぉーーーっ❤オオオオオオ゛ォーーッ❤❤❤」

ジュニアがぐりんと白目を剥く。全身が震え、ペニスがブルンブルンと大きく上下する。
音波によって脳に大ダメージをくらい、それに伴って脳が焼き切れるほどの快感が射精中のジュニアを襲ったのだ。ただでさえ異常な長さの射精をしていたジュニアにとっては致命的も言える快楽。精液がさらに勢いを増し、噴水のように高く強く溢れ出す。
そして激しく震える勃起ペニスから放たれたものは、ジュニア自身の全身に浴びせられた。異臭と、電流を纏う精液が。

 

「ぴぴぴ★ピピピピピピピピピピピピピピピ★★★」

間抜けにも自ら放ったエレキザーメンによって感電するジュニア。全身から電流を浴びて、白目を剥いて舌を伸ばし、涎や鼻水を撒き散らす。ガニ股で痙攣する体から煙が上がり、緩んだ尻からプスップスッと屁が漏れる。
震えるペニスからは小便が吹き上がり、これまた電流をまとって四方へ飛び散る。アンモニア臭をまとう電撃が、更にジュニアを痺れさせる。放尿して放電しては痙攣し、やがてガニ股のまま地面にひっくり返って放心した。

「ぴぴっ★ ぴぴぴっ♪ ぴぎぃ❤」

自分の尿の上で海老反りに倒れ、両膝を高く突き出すジュニア。チンコも金玉もさらけ出してピクピク蠢く。顔には、間抜けな笑顔が張り付いていた。電撃で焦げたのか髪は乱れ、全身から煙を上げ、全開の肛門からもプスプスと屁を漏らす。その姿に、真面目で努力家で自信家だったヒーローの面影はない。

「……誰か医務室に運んでやれ」

駆けつけたメンターリーダー・ブラッドが、頭を抱えて呻く。

「……俺が行くよ」

電撃が収まったのを確認すると、フェイスは痙攣するジュニアに歩み寄り、小便まみれの体を躊躇なく抱き起こした。自分の上着をジュニアの股間に巻き、小さな体を背負って本部であるエリオスタワーへ歩いていく。ジュニアを軽蔑し罵倒する市民たちを、ブラッド達が懸命に宥めていた。

「ぴぴ★うひひ★うぴぴっ♪」

ジュニアは未だにアヘ顔で奇声を上げているが、その目元は濡れていた。鼻水や涎とともに肩に落ちた涙を見て、フェイスの顔に殺意が浮かぶ。

「ガラでもないけどさ。仇はとるよ、おチビちゃん。……イクリプス、絶対に許さないから」

数日後、イクリプスの本拠地に乗り込んだフェイスが、ジュニアを上回るほどの痴態を晒すことになるのだが、それはまた、別の話。