セス

 

文字なし

 


正義感溢れる若きシリオン(獣人)の治安官、セス。民間人を守るため自ら進んで人質となった彼を待ち受けていたのは、恥辱と屈辱に満ちた仕打ちだった

セス
「おい、どこに連れていくんだ。トイレはこっちじゃないだろ」

悪党
「いや、ここだよ。さっさと出すもん出しちまえ」

セス
「はぁ?オマエには羞恥心ってもんがないのか?みんなが見ている中でしろってのか!」

悪党
「立場を弁えろ。シモの世話までしてもらって感謝もできねぇのか、クソ猫が」

 

セス
「頼むから見ないでくれ!もう限界なんだ!あっ……」

ショロロロロロ………
シャーーーーーッ………

悪党
「あーあ。こんな大勢の前で垂れ流しやがった。人としての尊厳なんざあったもんじゃない。これじゃシリオンじゃなくてただのネコだな」

悪党
「くっせぇ~。どんだけ出すんだよ」

セス
「うるさい!オマエたちのせいだろ!3倍の水を飲ませやがって、こうなるに決まってるだろ!」

ジョボボボボボ……………

ビチャチャッ……ビチチッ……

 

悪党
「ようやく出しきったか。小便の海ができちまったぜ」

セス
「くうぅ……ッ!人の放尿なんか見て何が楽しいんだ!これで満足しただろ。早く後始末をさせ……うっ!?」

ぐぎゅうう~~……

悪党
「ん?お前はまだ満足していないようだな?」

セス
「う、嘘だろ……。た、頼む!お願いだから、トイレに行かせてくれっ!……いやっ、待てよ、何だこれ……。何か変だ。ただの便意じゃないのか……!?」

悪党
「ほぉ。よく気付いたな。野生の勘ってやつか?お前が三倍飲んだ水には人格排泄薬をたっぷり混ぜてあったのさ。お前がひり出すのは、糞じゃなく人格そのものってわけだ。薄汚い治安官に相応しい、最低の公開処刑だろ?」

セス
「なんだって!?ふ、ふざけるな!そんな非人道的な真似が許されると……」

 

セス
「お゛ぎょおお゛ォ゛ォ゛ッッ!!??」

悪党
「そんじゃあ、これで栓しといてやるよ」

セス
「お゛、おほおお゛ッ!♡ そ、それ、オレの、警棒! んにょおお゛ッ!♡ 尻がぁッ!♡」

悪党
「なんかヨガってないかこいつ。真正のマゾかよ。引くわー」

セス
「う、動かしゅなぁ゛ッ!お゛っ!?♡ オホォォーーッ!?♡♡♡」

 

セス
「お゛っ♡ おお゛ッ♡ な、なんてことをするんだ!正義を執行するための道具を、汚すんじゃない!ンぎ゛ぎ゛い゛ぃ〜〜ッ!♡♡♡」

悪党
「汚してんのはお前じゃねえか」

セス
「うるさい!早く、抜けえっ!」

悪党
「ん?抜いていいのか。どうなっても知らねぇぞ」

セス
「あ……っ!や、やめろ!やっぱり抜くな!抜かれたら肛門が広がって、出るからっ!ひっ!よ、よせぇっ!!はううっ!?♡♡♡」

 

セス
「ん゛ッッほおおおおおお゛ォ゛ォ゛~~~~ッッッ!!!?♡♡♡♡♡♡♡」

ブリブリブリイイィィ~~~ッッッ!!!

悪党
「うわー、すっげぇ量」

悪党
「カメラ回しとけ。イケメン治安官サマがケツから人格ウンコひり出してる姿、高く売れるぞ」

セス
「お゛ッ♡ おお゛ッ!?♡♡♡ おほおお゛ォォ~~ッ!!?♡♡♡ にゃ、にゃんだ、これぇ♡ 思考も、感情も、ぐちゃぐちゃになって♡ オレの全部が♡ 尻から、溶け出ていぐうう゛~~ッ!♡♡♡ ほおお゛ォォォ゛!!♡♡♡ と、止まら゛にゃいい゛ぃぃ~~~ッ!!♡♡♡♡♡♡」

 

7

セスの肉体
「お゛ほ♡ ほへぇ~~♡」

ブリッ!♡ ブスウゥーッ!♡

悪党
「やっと空っぽになったか。処刑完了。で、どうするよ」

悪党
「動画は見せしめとして保安局にも送りつけとけ。問題は邪魔なこの肉体と糞の山だな」

悪党
「最近手に入れた石化薬を試したかったんだ。抜け殻を石に変えて六分街にでも晒しておこう。あそこは変なオブジェが多いから馴染むだろ。せいぜい、市民の皆様の目を楽しませるんだな。ハハッ」

セスの人格
(な、なんだ、これ!?う、動けない!? ひっ、目の前にいるコイツは、オレ、なのか?オレの意識が、身体から出てったってのか?そ、そんな、どうすれば……!?)

 

ヤニ―婆さん
「何だい!この下品な彫像は!よりにもよって治安官さんの格好をしてこんなモノひり出すなんて、風紀違反にも程があるよ!早く取り壊しておくれ!」

リン
「……ねぇお兄ちゃん。この像、セスに似てない?そう言えば最近見かけないけど、まさか本人なんじゃ……」

アキラ
「映画の見過ぎだぞ、リン。人間が石になるわけないし、そもそも、セスがこんな下品で間抜けな姿を晒すわけないだろ。
まあ、品がない分、前衛アートとしては面白いんじゃないか。精液まで石で表現するなんて斬新じゃないか。とりあえず、この汚物だけは片付けようか。

セス
(て、店長……!お、俺はこっちだ!気付いてくれ! ひっ、やめてくれ!俺はウンコじゃない!処分しないでくれえっ!)