※『兄と弟2(前編)』の続きです。
「おまたせ、光也くん。恭介さん。」
フェラが終わり呆然としていた兄弟に、ショウタがニコニコしながら近づく。
「ふふ、こうして見ると、やっぱり兄弟だね。光也くんの方が少し目つきが悪くて陰毛が薄いけど、あえぎ方もチンポの形も、よく似てるよ」
光也は息も絶え絶えにショウタを見上げ、力なく懇願する。
「しょ、ショウタ、やめてくれ、こんなこと。俺が何かしたなら、謝るから」
「いやー、悪いな光也。ショウタを引き込んだのは俺のミスだ。ちょっと恭介を辱めたくてギャラリーにと用意したんだが、こいつ、とんでもないドSで」
「違うよケンイチくん。恭介さんがドMだっただけだよ。ねー、ブタさん?」
ゲシッ
「ひぎっ!!ブヒィィィィィ!!」
ショウタが恭介のペニスを蹴飛ばすと、恭介はブタのような悲鳴をあげて悶絶する。
「あはははは、よくできました。だいぶブタっぽくなってきたね。じゃ、いつものようにおねだりしてみてよ。弟の前でさ」
恭介がごくりと唾を飲む音が、光也にも聞こえた。
「しょ、ショウタ様!ケンイチ様!どうかこの淫乱な豚に、チンポをお恵みくだひゃいぃ!」
「あ、兄貴ッ…」
恭介は端正な顔をだらしなく歪め、片手でペニスをしごき、もう一方の手で尻の穴をいじりながら大声で懇願する。光也は、自分が知っていた以上の兄の痴態に、思わず絶句した。
「ねぇケンイチくん。このまま入れちゃってもいいの?」
「大丈夫だろ。さっき俺が一発出したし」
「オッケー、じゃ、いくよ、ブタさん」
光也は露わになったショウタのペニスに、思わず目を見張った。兄のモノより二回りは大きい、巨根である。
「フガアアアァァァァ!!んひっ!しゅごいいヒィー!ブフィぃ!!!」
そんなものに突かれ、兄は舌を突出し、白目を剥き、ケモノのように吠えまくる。
「あははは、いつもより酷い顔だね。光也くんがいるからかな?」
「ストーップ、ショウタ」
ケンイチに制止されて、ショウタは不満げに腰の動きを弱める。
「なに?僕を生殺しにする気なの?ケンイチくん」
「やめろよその顔………。お前さ、なんのために光也を釣ったんだよ」
「ああ、そうだったね。ごめんごめん」
ショウタは恭介からペニスを抜いて彼を蹴飛ばすと、倒れた恭介に向かって問いかけた。
「恭介さん、キミ、いつも光也くんにチンポ挿れられてるんだよね?」
「は……はひぃい」
恭介はアヘ顔のまま答える。そんな恭介の顔をつかみ、ショウタが間近でささやく。
「たまには挿れてみたい、とか思わない?お兄ちゃんでしょ?」
「なっ…、なにをっ…ひぃっ!?」
「おっと、暴れるなよ。いきなり挿れると痛いから、ほぐしてやってるんだよ」
ケンイチは光也のペニスから精液をすくい、仰向けになった光也の尻に指を入れてゆっくりとかき回す。処女である光也には刺激が強すぎたらしく、ペニスはすぐに復活して反り返り、目を白黒させて涎を垂らしている。
「か、かわいい……光也!俺の光也!」
「はっ、や、やめろ!この豚兄貴!!俺は、ご主人様だぞ!?ブタのくせに!この俺にこんなことしてただで……」
理性を失って飛び掛かる恭介に、正気を取り戻して光也が叫ぶ。だが、そんな光也の耳元で、ケンイチが囁く。
「お前、本当に頭悪いな」
朦朧としながら、光也が顔を傾け、ケンイチのニヤケた目を見つめる。
「ブタの弟は、ブタに決まってるだろ」
「ぐがあああああああぁぁああ!!ギャヒィィィ!?やめ、やめれぇえ!」
恭介のペニスが、仰向けのままの光也に突き刺さる。
「ああ!!俺!ご主人様を!光也を!犯してるぅ!!」
「ひげえええええ!?イテェ~!いたいけど、ギモヒィイイイイイ~!?なにこれぇえ!兄貴ぃいいい!」
「コーヤ!!おにーちゃんって!よんでぇえ!アヒィー!!昔みたいに!にーちゃんてええ!!」
「ひぃいいいい!!!にーちゃん!おにーちゃんのチンポ、しゅごいぃぃぃいいい!!」
兄弟は、恥も外聞もなく大声で喘ぎ、知性の微塵もないアヘ顔を晒している。
「あらら。やっぱり兄弟だね。この異常なまでの堕ちる早さも」
「情けないねー。光也のやつ。クールぶってたくせに、一瞬で馬鹿になっちまって」
カシャカシャと、ケンイチは獣のように交尾する兄弟を撮影していく。2人は、そのシャッター音にもフラッシュにも気づかず、その醜態を記録されていく。
「んんー!!んんー!!」
半ば呆れ気味に矢倉兄弟の滅茶苦茶なセックスを眺めていたケンイチとショウタの背後で、突然大きなうめき声と物音がした。
「あ、ダイキくん。まだいたの?」
縛られて身動きのとれないダイキに近づき、ショウタは、口の中のパンツを取ってやった。
「ひぃ、ひぃ、も、もうらめらよ俺ぇ!光也と先輩のあんな姿見てたら、俺、おかしくなっちゃうよお!」
「へぇ。それで?」
ケンイチが面倒臭そうに尋ねる。
「チンポが!!破裂するぅ!!だ、出させてぇ!」
もともと頭が悪いうえに性欲のありあまっていたダイキは、兄弟の痴態を見ただけで陥落してしまっていた。
「ほんとだ。苦しそうだね。出してあげるよ」
ショウタがダイキのズボンのチャックを開くと、完全に勃起した臭そうな包茎ペニスが飛び出した。
「じゃ、いまいいとこだから」
「んん~~!!!!」
ダイキの口にパンツを戻すと、ショウタとケンイチはさっさと兄弟のもとへ帰ってしまう。ダイキはズボンからペニスを飛び出させたマヌケな姿で、一人のたうちまわるしかなかった。
「んがああぁあぁぁぁ!!!いいよぉ!おにいちゃぁん!フンゲェエエ~!!」
「うわ、見ろよ光也の顔。あの美形がいったいどうやったらああなるんだよ。生意気な目も白目になってぐるぐる回ってるし、ニヒルな口は広がりきって咽喉チンコ見えてるし。ってか、あの鼻水……人間の鼻水って、あんなに伸びるもんなんだな」
「ほっげえええぇ!!弟マンコ、最高でヒュウウゥウウウウッおっほおおおおお!!」
「それを言ったら恭介さん、いや、もう兄豚でいいか。兄豚の顔もひどいものじゃない。本物のブタみたいに鼻を広げて鼻息吐きまくって、鼻水が泡吹いてるしさ、口もタコみたいに伸びきって、目は寄り目だし。コレ見て爽やか美少年なんていう人まずいないよね。」
下手すぎていつまでも終わらない豚兄弟のセックスを冷静に観察しながら、ケンイチとショウタはせわしなくシャッターを切る。馬鹿にしながらも、2人の股間も盛り上がってきている。
「うし、じゃあ行くか」
「そうだね」
「んんんんんー!!んんんんんんーーー!!!!」
交尾に加わろうとした2人の後ろで、またダイキが鳴いた。
「今度は何?」
ショウタが苛立ちながらパンツを外して聞くと、ダイキは涙を流して懇願する。
「頼む!お願いだから、オナニーだけでもさせてくれえええ!!」
「あーはいはい、じゃ、誰がどうしてどうなってどうしたいのか、馬鹿なりにちゃんと発表してみろ」
答えるケンイチはずっと兄弟を眺めたままで、ダイキに一瞥さえくれない。
「はい!俺は!ダイキは!親友と憧れの先輩の!豚みたいな交尾をみて!チンポが破裂しそうになってしまいましたあ!!どうか!哀れで汚いダイキのチンポ!思い切りしごかせてくださいぃ!!!」
「ごめん、忙しいから却下」
ショウタはパンツを三たび押し込むと、ケンイチとともに兄弟のもとへ向かった。
「はい豚ども、そこまで」
「ほげえええええ!?なんでぇぇぇ!」
「ひいいいいい!やめてくらひゃいいいい!弟マンコオ!!」
無理矢理にでも繋がりたがる兄弟を、ケンイチが引き放す。
「いつまでったってもいけないだろ?兄豚、下手すぎ」
「ふふふ。ね、兄豚くん。射精したい?」
「したいでひゅうう!光也といっしょに!ぶちまけたいよおっ!」
「ブタ語で言ってみて?」
「ブヒイイイイ!ブヒッ!ブヒィイ!!!」
もはやプライドのかけらもない恭介は、土下座しながら外聞もなく鳴き叫ぶ。それを見て満足そうに笑うショウタを尻目に、ケンイチが光也のそばにかがみこんで言った。
「おまえは?どうなんだよ光也ブタ」
「ひっ、おひっ……おっ………おれ、は………」
かろうじて誇りが残っているのか、光也がうつろな目をしたままゆるゆると首を振る。
「なぁ光也………」
そんな光也を優しく抱きかかえて、ケンイチがいつになく棘のない声でささやいた。
「素直でまっすぐな光也が、俺は好きだったんだぜ………?」
「け、ケン、イ……チ?」
「ほら、あれを見ろよ。お前の兄貴だ。幸せそうな顔だろう?」
「ほっがあああぁぁぁっ~!!んへっ、おふぇ、デカチンポしゅごヒィ~!!!ブヒィ~!」
恭介は再びショウタに犯され、汚いアヘ顔を晒している。
光也のペニスが固さを増し、先走りを垂らしながら反り返る。そのペニスを優しくさすりながら、ケンイチは光也を束縛しているヒモを外していく。
「な?素直になると気持ちいいぞ。どうせ既に、人間とは思えないアホ面さらしてくれたんだ。遠慮するなよ。さ、光也?お前はなんだ?どうしてほしい?」
「お…俺は、おにーちゃん、の、ブタの、弟、だかりゃ………」
「うんうん、そうだ。ホラ、狂っちゃえ」
ケンイチが、鼻水と涎にまみれた光也に、濃厚な口づけをした。そして糸を引きながらケンイチが顔を離した時、光也は満面の笑みを浮かべていた。
「俺は、光也はっ、ぶ、ブタでひゅううう!!!にいちゃんと一緒で、ブタなのお~!!おしりほじってぇ!ザーメンだしゃせてぇ~!ブヒッ!!ブヒィ~!!!」
クールでニヒルな少年を気取っていたときの面影はない。欲情したオス豚の顔で、光也は鳴いた。
「えらいぞ光也。ようやく、かわいい光也に戻れたね。」
ケンイチはズボンをぬいで租チンを出すと、ぱっくり開いている光也の穴にそれを突っ込んだ。
「ブヒィイイイイ!!にゃにこれええぇ~!?小さいのにっ、んひっ!じょ、ジョリジョリしゅるぅ~!!」
ケンイチのペニスは、ダイキよりも小さい租チンのくせに、毛だけはびっしりと生えそろっていた。
「どうだい?租チンも馬鹿にできないだろ?」
「ふげえええ~!!生意気いって、しゅみまへんでひたぁ~!!!ケンイチの租チン、しゅごしゅぎいっヒィ~~~~~!!!!!」
ケンイチが立ちバックで光也を犯していると、光也の体越しに、ちょうど真向いで同じように恭介を犯しているショウタと目が会った。
「うわっ。やるねケンイチくん。あの光也くんを、こんなにしちゃったんだ。マヌケなアヘ顔でチンポコペチペチ揺らしちゃって、幻滅だね」
「なに言ってんだよ、それがかわいいんだろ。お前だって、惚れてた男をそんなにしといて」
「んごっンッゴオオオオ!!!オヘええええええ~!?」
恭介はショウタの巨根に突かれるたびに奇声を発し、先走りを飛ばしている。
ケンイチとショウタは、お互い男を犯しながら、ゆっくりと間合いをつめていく。やがて、ブタのように犯されていた兄弟の目があった。
「こ、コーヤぁ!あはっ、コーヤも、あひっ、ブタになっちゃんだねっ…オヒッ!か、かわいいっ、コーヤのアヘ顔、かわいいよっ……ンンホオオオオオォ~~!!」
「お、おにいちゃんの、んひっ、間抜け顔よりっ、イヒッ、ずっと、ましだよォホオオオオオオオオオオオオオオオオオオ~~!!!」
豚兄弟は、後ろから突かれながら抱き合った。はちきれんばかりのペニス同士をこすりわせ、涎まみれの口を重ねあう。
「ふふふ。みてよケンイチくん。あの矢倉兄弟が、アヘ顔でキスしてるよ」
「はは、クラスの女どもが見たらショック死しちまうな」
言いながらカクカクと腰を振る2人。兄弟はそれに合わせて抱き合ったまま前後に揺れ、お互いの顔や体を舐めまくる。
「ベロベロベロおおおっ んへっ♪おひっ♪ ケンイチの祖チンさま、しゃいこーだよっ、ホオオッ~!兄貴の涎も、ヌメヌメ絡んでキモ気持ちいいよホォーーーー♪」
「んべえええっ あひっ♪うへっ♪ショウタしゃまのデカチンにころひゃれるうぅう!!お腹の中おチンポでいっぱいらひょお~!!こ、こーやの鼻水も、しょっぱくておいひいいぃぃ♪」
「はぁ、はぁ、ショ、ショウタ。そろそろ、イクか」
「えー?仕方ないなぁ、租チンは。じゃあブタさんたち、こっちむいてねー」
ショウタはいつの間に握っていたのか、自分の携帯をカメラモードにして、恭介を犯しながら、横から2人の顔にレンズを向けた。
2人は抱き合い、犯されながら、呆けたアヘ顔を横に向ける。
「じゃ、ダブルでイく顔、撮ってあげるね。」
「あへええ~♪こ、このおれしゃまが、こんな顔れぇ、記念撮影なんてぇ」
「コラ、何生意気いってんだよ」
「ほげえええええええ!!!うそでしゅ!!しゅびばべん!!アヘ顔ピース最高おおっ~!!」
ケンイチが思い切り奥を突いてやると、光也は無様なアヘ顔ダブルピースを披露する。すると、恭介もまけじとアホ面を晒す。
「見て見てぇ♪おれと、こーや、おそろいなのぉ♪ンォヘエェエエエェ~♪」
尻にペニスをくわえ、互いのペニスをクロスさせながら、ダブルでダブルピースを晒す光也と恭介。2人の顔の間には、涎と鼻水のアーチがかかっている。
「い、イクぜ!3、2、1!!!」
「はっしゃー!!!」
ケンイチとショウタが掛け声に合わせてフィニッシュに達する。と同時に、
『アヒィイイイイイイイイイイイイイイイ~~~~~~!!!!!!!』
兄弟は汚い喘ぎ声をハモらせて、生暖かい精液を掛け合う。眉を垂らして蕩けきった白目を剥き、大きく開けた口端を吊り上げて舌を出す。そしてフラッシュが光り、2人の顔中で涎や鼻水がきらめく。2人の顔はとても見れたものではなかったが、しかし、この上なく幸せそうな顔でもあった。
「ふう………。いい汗かいた。見てよケンイチくん。よく撮れてるよ」
「ははは、すごいなコレ。さすが兄弟だ。アヘ顔もそっくりだな」
股間をティッシュで拭きながら、ショウタとケンイチは和やかに談笑している。その傍らでは、倒れた兄弟が未だにアヘ顔のままピクピクと痙攣している。
「よっと、じゃ、俺は光也を洗ってやってくるから」
「あ、待ってよ。僕も恭介を洗ってげないと。2人とも汁まみれだしね」
「んんんー!!ンンンー!!」
2人が腰をあげたその時、背後からまたもやうめき声が聞こえた。
「あ、ごめーんダイキくん。冗談抜きで忘れてたよ」
ショウタが、縛られたまま半ば白目を剥き、社会の窓からそそり立った肉棒をはちきれんばかりに震わせていたダイキの口から、光也のパンツを出してやる。
「ひぃ、ひぃ、光也!先輩!んあああー!!もうだめなんだ!チンポ扱かなきゃ、俺死んじゃう!!」
「バカじゃないかこいつ。何もしてないのに勝手に攻略されてるぞ」
「もー。ケンイチくん。ダイキくんがバカなのはわかってるでしょ。ごめんね。今ほどいてあげるからね」
ショウタに戒めを解かれると、ダイキはサカユニのまま、飛び出したペニスを高速で扱きはじめた。
「うがああああああああ!!!チンポ!!ヂンポぎもちよすぎぃいいい!!アヘヘエエ~♪」
短髪で筋肉質ながら、女子からは「ちょっと可愛い系」で通っていたダイキだったが、もはやどこからどうみてもオナニーに浸るサルだった。
「きったねぇ。鼻水垂れてら」
「じゃあね。ダイキくん。僕らシャワー浴びてくるから」
「おっとそうだった。あ、悪いけどダイキ。終わったらそこの小便とか掃除しといて」
「んへええええええぇー!わかりまひたあァ~!!」
ダイキの下品な喘ぎ声と、シコシコぐちゅぐちゅという雑音を背に、2人は兄弟を支えて風呂場へ向かった。
もやもやとした湯煙の中で、光也はケンイチに背中を流されていた。体も心もずいぶんとすっきりして平静を取り戻していたが、顔は先ほどにもまして赤く染まり、ケンイチと目を合わせようとしない。
「ふふふ。光也くんもかわいかったよ。思わず犯したくなっちゃった」
「うん、俺も、久しぶりに光也の泣き顔みれて、ちょっと嬉しかったかな」
浴槽の中から、ショウタと、彼の小さな体に抱かれた恭介が話しかけてきた。
「うっせぇ豚兄貴。あとでおしおきだかんな」
光也が睨みつけてやると、恭介は顔を赤く染めながら
「優しくしてね」
と、がらにもなくふざけてみせる。その後ろで風船のように頬を膨らませるショウタを見て、光也はクスリと苦笑してしまった。
「な、俺たちちゃんと戻れたろ。仲良しにさ」
後ろから得意げな声がして、光也はそっと振り返ってみた。
ケンイチは、いつもとまったく変わらないニヤケた顔で、光也の反応を待っている。
「なら、写真全部消せ。さもなくば殺す」
「うわ、ひでぇ。でも残念。あれは俺の宝物なんだ。死んだって手放さないよ」
光也はわざと大きなため息をついて、顔をそむけた。すると、光也の背中をなでながら、ケンイチが呟いた。
「でも、さっきはゴメンな。ちょっとやり過ぎた」
光也は、胸が熱くなるのを感じた。目を横にやると、兄貴と、ショウタがいる。2人とも幸せそうに笑っている。
俺も幸せなのかもしれない、と、光也はなぜか、そんな気がした。
「べつに。写真さえ消すなら、また相手してやるよ」
「えっ?」
ケンイチが素っ頓狂な声を出す。光也が振り返ってみると、ケンイチは目を丸くして驚いている。そこに、いつものニヤついた笑顔はなかった。光也は、このケンイチを驚かせてやったことを、なぜかととても誇らしく感じた。
「その代わり、責任とれよな。ご主人様!」
光也は乱暴にケンイチにキスすると、胸の中がすっかり晴れたような気分で、浴室を飛び出していった。
HAPPY END