マジキチクエストⅠー3※

「ねえ、キルファ」
「ん?なんだよ?」
「僕、勇者になれるかな?」

暖かい木漏れ日の降り注ぐ街道を、2人の少年が並んで歩いていた。
背の低い方の少年が呟いて立ち止まると、大きい方の少年も歩みを止め、じっと彼の顔を見つめた。

「大丈夫だよ、今更何言ってんだ。そのために村を出たんだろ」
「でも、僕はキルファ程強くもないし…」
「お前は俺にないもん、いっぱい持ってるぞ」
「でも…」
「俺がついてるからよ、心配すんなよ」
「キルファ…」

………。

「お前最近、強くなったよな」
「え?そうかな?」
「剣技もそうだけどさ、めそめそしなくなったし」
「なんだよ、それ」

魔王の使い魔を無事に倒し、互いに傷の手当をしていた。すねたような声を出して見上げると、キルファはカラカラと笑い、

「昔は昔だ。すっかり勇者が板についてきたじゃねえか」
「はは、まあ、それもキルファのおかげさ。これからも、頼りにしてる」

拳を合わせると、互いの手甲がカチンと音を立て、夕日に光った。

………。

「キルファ…?」
「………………」
「そこにいるのか、キルファ。答えてくれ」
「………………」
「…キルファ?」

後ろを向いたまま動かない親友。不安にかられ、前にまわりこんで顔をのぞいてみる。

「どうしたんだよキル…」
「は、鼻水ビローン!」
「ひっ!?」

そこにあったのは、いつもの精悍な顔ではなかった。八の字に下がった眉。醜く弧を描いた目は、半ば以上白目を剥いている。いやらしくねじまがった口元。
そしてなにより、無様に開いた鼻の孔から、左右に引き伸ばされた鼻水。よく見ると、顔全体が鼻水にまみれて照り輝いていた。

「うっ、うわあああっ!?」

悲鳴を上げてのけぞると、キルファの体がみるみる凍りついていき、股を開いて射精するペニスまで丸出しにしたまま、芸術性のかけらもない氷像になり果ててしまった。

「い、いやだっ、こんな、こんなのキルファじゃないっ!!」

そう叫んだ途端、その醜い像はぼとぼとと水滴を垂らしはじめ、やがてグチャリと潰れてなくなった。

「うあ、あああ、うわああああああああああああっ!!?」

 

 

 

「……はあっ、はあっ、ゆ、夢…か?」

自分の悲鳴で、勇者アレンは飛び起きた。全身にまとわりついた汗をぬぐいながら、呼吸を整える。暗く広い部屋。自分以外には誰もいないようだった。

「……そうだ、夢じゃ、ない…キルファは…」

先ほど目撃してしまった親友の最期。戦士の散り様としては、最悪と言っていいほどの姿。今更のように突き付けられた現実に、アレンはしゃがみこんだまま頭を抱え、ようやく涙を流し始めた。

「僕のせいだ…!僕がもっとしっかりしてればッ…」

数分の間、ひとしきり涙を流したあと、勇者は腫れた目をこすりながら静かに立ち上がった。

「今は…そうだ、リアンを探さないと」

リアンは優秀な仲間であると同時に、手のかかる弟のような存在でもあった。これ以上、仲間を失うわけにはいかない。
しばらく進むと、青白い光の漏れる一角をみつけた。
そっと入り口の壁際に背中をもぐらせ、中の様子をうかがってみる。

正面に、黒い椅子があった。誰か、小柄な人物が座っているのが見える。その正面では、宙に浮いた球体がくるくると回りながら光を放ち、何かを映し出している。

「やあ、ようやくお目覚めかい?勇者さま」
「!?」

突然、椅子の上の人影に声をかけられ、アレンはとっさに剣を構えた。

「誰だ!?」

大声で問いかけると、小さな影はぴょいと椅子から飛び降り、てくてくと入り口へ近づいてきた。

「はじめまして、お兄さん。ボクは、ペニーっていうんだ。よろしくね」
「こ、子ども…?」

ペニーと名乗ったのは、一見10歳くらいにしか見えない少年。粗末な布で下半身を覆っているが、上半身は裸。ヤマアラシのようなボサボサの長い黒髪を引きずって、ゆっくりと近づいてくる。

「いや、こんなところに子供がいるわけない!お前は、魔王だな!」
「はは、うん。ペニス魔王のペニー。もう、あんまり遅いんで待ちくたびれちゃったよ」

(なんだこいつは…)

アレンは少なからず戸惑った。先ほど対峙した2体も魔王には見えなかったが、目の前の少年からは邪気すら感じられない。にも関わらず、背筋の凍るような恐ろしさを感じる。

「キルファの仇だ!覚悟しろ!」
「キルファ?誰だろ、スニーズがボヤいてた失敗作とかいうのかな?あっちはまだ見てないしなー」
「?何を言っている?リアンは、リアンはどこだ!?」
「リアン?ああ、それは多分、コレじゃない?」
「………?」

魔王が指したのは、後ろで光っている球体だった。アレンは警戒しながらも少し前へ進み出て、映し出された映像に目を凝らす。

「あ、ああ、な、なんだよコレ…っ!?」

『そんだけ溜まってるんだ。どうせならトグロ巻いて見せろよ』
『は、はひっ!やっ、やってみますっ!フンッ!』ブリュッ、ミチミチ…

そこに映っていたのは、下半身を晒して股を開き、怯えきった笑顔にピースをそえて糞をひり出す、リアンのおぞましい痴態であった。

「ちが、違う!リアンはいつもクールで余裕ぶってて、こんな、こんなっ」

何を叫ぼうと、画面の中で腰をひねり、長く大きい巻き糞を作っているのは、まぎれもないリアンなのである。

「きっ、貴様ァっ!!」

数年ぶりに出す、腹いっぱいの怒声とともに、勇者は魔王に斬りかかっていた。

「おっと」
魔王がゆっくりかわすと、アレンは勢い余ってその場に倒れ込む。

「ぐうっ」
「あーあー、もっと落ち着いてよお兄さん。これからがいいとこなんだよ?リアンだっけ?この子、自分の大便をコロッケにして食べちゃ」
「黙れ黙れ黙れぇっ!!!」

アレンが滅茶苦茶に剣を振るったせいで、部屋の調度品は軒並みずたずたに崩れ去る。映像も消えたが、球体は依然回り続け、今度は新しい映像を収めにかかっていた。

「うわ、酷いや、ボクの部屋が!もう、八つ当たり反対だよー。ボクはまだ何もしてないのに」

アレンはようやく落ち着いたのか、肩で息をしながら、ゆっくりと剣を構え直し、正面から魔王を睨みつけた。

「魔王、ペニー!僕は、光の勇者アレン!お前たち悪魔を、これ以上のさばらしておくわけにはいかない!お前はここで、消えてもらう!」
「おっ、ようやく勇者らしくなってきたね。まあそれもここまでだけど。なんたってボクが『何かする』のは」

魔王は動じることもなく、ゆっくりと自分の腰布に手を回す。

「いくぞ!秘剣、破邪転生斬!」

「これから、キミに、なんだから。ふふ」

カキーン

「なっ……!!」

一瞬、アレンには何が起きたか理解できなかった。自分が剣を振り下ろすと同時に、魔王はあろうことか自分の性器を晒け出した。それは、馬並み、いや、むしろまさにアレンが握っていた剣と同等の長さを誇り、重量も相当と見える。魔王はソレをぶるんと振るって、アレンの剣を叩き折ってしまったのだ。

「そんな…ぐあっ!!」

茫然としているすきに、今度は腹にペニスを叩き込まれ、部屋の端まで吹き飛ばされる。起き上がれないでいるところに少年が歩み寄り、アレンの髪をつかんで持ち上げる。

「はい、残念。キミの剣技は、ボクのおちんちんに遠く及びませんでしたー。いっぱい練習してきたんだろうけど、可哀そうにねぇ」

そう言うとペニーはアレンを立たせて壁に押し付けると、触ってもいないのに自らの巨根から糸のような精液を吐き出し、勇者の四肢を縛りつけて拘束した。

(僕は…僕は、なんて無力なんだ…)

アレンの目から涙がこぼれた。恐怖ではなく、悔しさ、情けなさから出た涙である。

「さあて、それじゃあ、お楽しみの御開帳といきますか」

魔王は勇者の鎧をメリメリと剥ぎ取ると、手甲、脚絆、上衣と丁寧に引きはがしていき、瞬く間に彼を下着一丁にしてしまう。

「どうだい、勇者のお兄さん。敵の前で無防備に裸を晒すっていうのは」
「………殺せ。もう、2人の元へ、行かせてくれ…」

アレンはうつろに呟くだけで、抵抗らしい抵抗も見せない。
なんだ、つまらないな、と頬を膨らませ、ペニーは残った下着を乱暴に剥ぎ取る。その瞬間。

「おえっ、何この臭い」

むわっと、汗や小便の混ぜかえったような嫌なにおいが込み上げる。臭いの発生源はもちろん、露わになった勇者のペニスだった。スリムなアレンに似合わず、大きさはかなりのものである。幼少から何度かキルファと比べたことがあったか、サイズで負けたことはないのだ。

「おお。意外とご立派…って、アレ?」

だが、立派なペニスの先端は、すっぽりと分厚い皮に覆われ、その間から蒸れに蒸れた悪臭を放っていたのだ。

「あはははは!こりゃ傑作だね!こんだけ巨根で皮余りの真性包茎だなんて!ださっ、うわだっさ!ダサいよお兄さーん!そんな悲壮感に満ちた顔してても、こんなのぶら下げてたらダサいって!」

本当の子供のように、無邪気に笑い転げる魔王。その反応に、生気を失いかけていたアレンの顔に、羞恥の赤みが差す。

「あーおかしい!ボクもこう見えて何百年もオチンチン見続けてきたけどさ、こんなみっともないの初めて見たかも。この臭いも、百年に一度クラスだね!よっ!チンポ臭いランキングトップ10の包茎勇者!!」

「……黙れっ!!」

たまりかねて怒鳴りつけた勇者に、ペニーは一瞬身を縮めた。

「そうそう、お楽しみはこれからなんだから、明るく元気にいきましょ?にしても、本当に臭いチンポだね。旅に出てから洗ってないでしょ。不潔だなぁ。」

そういって魔王は、先ほどはがした勇者のパンツを、彼の目の前に掲げて見せる。

「見てみて、中心がまっ黄色だよ!オシッコしたらちゃんとチンチン振ろうよ。もう子供じゃないんだしさ」
「うるさっ…フべッ」
「元気になったとこ悪いけど、ちょっと黙っててね」

そう言って魔王は、黄ばんだパンツをアレンの顔にかぶせる。自分自身の股間の臭いに、アレンはフゴフゴと奇声を発しながら、必死で身をよじる。

「さーて、お食事タイムといこうかな。ボクのエナジーはね、主に人間の精液なんだ。悪魔っぽくていいでしょ?他のみんなは変態じみてるからねぇ。でもま、たまにはオヤツも必要ってことで」

魔王はブルンブルンと震えていたアレンのペニスを左手でつかみ、右手を包茎の先端にかける。そしてバナナを剥くかのように、皮を下向きに引っ張った。
面白いほどビロビロと伸びる皮の隙間から、ビッシリと詰まった白い塊が姿を見せる。

「うわあ、バナナの身だー。くっさーい。まずそーっ」
「んん゛ーっ!んん゛ーっ!」

自分のパンツを被った哀れな勇者は必死に抵抗を試みるが、しっかり固定されていて全く動けない。そんなアレンのバナナから、ごっそりとチンカスを採取した魔王は、それを光に透かして観察してから、パクリと頬張った。

「うわ、すごい濃厚。何年熟成したらこうなるのさ。今までこんなチンカス持ち歩きながら、正義だの勇者だのカッコつけてたわけ?」

ペニーがパンツをどけてやると、勇者は息も絶え絶えにボタボタと涎を垂らしながら、キッと魔王を睨みつけた。

「黙れ変態魔王!たとえ僕がここで朽ち果てようと、この世界をお前たちみたいな変態の好きにできると思うなよ!」
「やだやだ、チンカス勇者が偉そうに。ほら、自分で臭い嗅いでみなよ」
「んごっ、やめっ、お、おげええっ!?」

ペニーはアレンの包茎から手頃なチンカスをつまみとると、それを彼の鼻の穴に突っ込んだのだ。

「ぐざっ、ぐっざぁああああ~~~ッ!?!?」

自分のチンカスのあまりの臭さに、アレンは白目を剥き涙と涎を滝のように流して叫び狂う。鼻息で押し出そうとフンフン息んだりもするが、チンカスは右の鼻孔をぴったり塞いでしまっていて押し出せそうにない。ただ逆の方から、とめどなく鼻水が噴出してくるだけだ。

「うわぁ、汚い!やめてよ、ボク、鼻水なんて興味ないんだから。この腐れチンポ勇者め」

バシッ

「ふぎゃああっ!?」

ペニーがアレンのモノよりさらに大きい自分の巨根で、包茎ペニスを打ち付ける。すると勇者は醜い悲鳴を挙げ…

ジョロロロロロロロロロロ…

黄色い尿を部屋中にぶちまけた。

「ぎゃあ、やめてよ!ボクの部屋を小便まみれにしないで!」
「しょ、しょんなこといわれへも…と、とまりゃないぃー」

結局1分弱の間流され続けた小便で、部屋の床は小便の海へと化してしまった。

「キミってサイテーだよね。チンポは洗わないわチンカスはため込むわ、おまけにいい歳こいて小便漏らすわ。勇者というか、人間として失格なんじゃないの?違うの?」
「あうう…」

寝室を滅茶苦茶にされて、ペニーもさすがに機嫌を損ねてしまったようだ。正論で説教を垂れる魔王に、勇者は返す言葉もなかった。

「そんな腐れチンポは、こうしてやる!こうしてやる!」
「いだっ!ひぎいっ!やめでぇっ!」

ペニーはアレンのペニスを、ムチのようなもので打ち付け始めた。相変わらず右の鼻にチンカスを詰まらせたままの勇者は、打たれるたびに白目を剥き切ったまま、プルプルと痙攣する。しかししばらくそれが続くうち…

「…うわー、ありえない」

アレンの腫れあがったペニスは、皮をかぶったままながら、ムクムクと膨らんで勃ちあがっていったのだ。

「チンコぶたれて感じる変態勇者なんて、ボク、初めて見たよ」
「ちがう、ちがうんらぁ!き、キルファがいたら、こんなことにはーっ!」
「何わけわかんないこといってんのさ。一人じゃ何にもできない弱虫勇者」

ペニーはストローを取り出すと、アレンの包茎をこじ開け、赤い亀頭の先端に突き刺した。

「オエゲェッーッ!!!」
「ああもう、気持ち悪い声上げないでよ。うーん、オシッコがだいぶ残ってるけど、仕方ないか」

そういって、魔王はジュルジュルと音を立てて、ペニスの中身を吸い上げる。

「あぎゃあああ、吸わないで!チンポ吸わないでぇ!」

気の狂ったような顔で叫ぶ勇者とは裏腹に、尿道に与えられる刺激により、彼のペニスは固さを増していく。そして…

「ひ、ひぎいいいっ!イグ、いっちゃうう!」
「じゅるじゅる、お、こみあがってきたね。チュウウウウウウウ」

絶叫しながら、勇者は馬鹿みたいに腰を振り、尻を後ろの壁にペチペチと打ち付け痙攣する。魔王は激しく動くアレンの腰に邪魔されながらも、ゴクゴクと彼の精液を吸い上げていった。

「ふー、不味かった。やっぱ仲間が仲間なら、勇者もゴミだね。臭いだけで、なんの養分にもならないや」
「おべ…あべべ…」

がっくりとうなだれて、勇者は気絶している。鼻水と涎にまみれたその顔は、人間とは思えないほどに醜いモノだった。

「このまま殺すのももったいないし、ちょっとからかってみるか」

アレンの間抜け面を覗き込みながら、ペニーは意地悪く笑った。

「おはよう、お兄さん」
「ん……」

アレンが目を覚ますと、ペニーがニコニコしながら語りかけてきた。その口もとにこびりついた自分の精液を見て、思わず目を背ける。

「自分の無力さ、情けなさは、身をもって感じてもらったと思うけど」

言い返す言葉などなかった。勇者にあるまじき醜態を晒してしまった自分が、魔王以上に忌むべき存在に思えた。目に涙をため、静かにすすり泣く勇者に、魔王は優しく言葉をつなげる。

「でも君にはチンカスやらザーメンやら、いろいろご馳走になったからね。チャンスをあげようと思うんだ」
「…チャンス?」
「そう、力を…ボクのこのペニスの力を、少し分けてあげようかな、と」

そういって、ペニーは自分のペニスを、怪獣の尻尾のようにしならせる。すると、打ち付けられた壁や床が、音を立てて崩れていく。

「見ての通り、勇者が使うには格好つかない能力だけど、自分のペニスを自由に操れるんだ。硬度や重量も自在に変えられる。少なくとも、さっきのナマクラの剣よりは、ずっと頼れる武器になるとは思うよ」

文字通り、悪魔の提案だった。普通の思考をした人間なら、考えてみようとさえ思わないだろう。

「巨根のキミなら、素質はあるんじゃないかな。もっとも、僕の力は人間にとっちゃ強大なものだからね。並みの精神力と覚悟じゃ、とても扱いきれるものじゃない。下手すると、力に呑まれて大変なことになるかもしれない…。その覚悟がキミにあるなら、協力してあげるよ」

アレンの脳裏に、キルファとリアン、2人の顔がよぎった。

(僕に…力が、力さえあれば…!)

顔を上げると、憎むべき悪魔が、ニヤつきながら返答を待っている。

(悪魔の力なんて、邪道もいいとこだ。でも、こいつから力を得て、こいつを倒すために使う。それなら…)

苦渋の決断であった。だが、自分の無力さに消え入りそうになっていたアレンにとっては、最後の希望だったのだ。力への意志に、抗うことはできなかった。

「力をくれ、ペニー!お前を倒す力を、僕に!」
「ふふ、嫌いじゃないよ、正直な子は」

 

 

「んぽっ、んぽっ、ブチュウウ!ペロペロ」

ペニーの力、それは彼の精液に含まれている。そう聞いて、アレンは魔王の大きなペニスを両手で抱え込み、必死でフェラチオをしかけていた。口をタコのように尖らせて亀頭の間を吸い上げたり、限界まで舌を伸ばしてベロベロと舐め上げたり。
だが経験のないアレンの奉仕は、ペニーにとって何の快楽にもならない。

「あーもう下手くそだなー。ま、いいよ、自分で出してあげるから、ちゃんと受け止めなよ」

そういって、ペニーはアレンの口めがけて、大量の精液を放出した。

「うんんっ!!ガブゴブ!おえっ、こ、こぼすものか!正義のための力なんだ!ブチュ!ジュルジュルジュル」

忌むべき魔王の精液を、一滴も漏らすまいと必死で飲み干す勇者アレン。あまりの量に、逆流した精液が鼻から吹き出しかけるが、それすら指を突っ込んで止めようとする。
不格好に膨らんだ頬に、血走った眼。酸欠寸前で真っ赤になりながらも、強くなりたい一心で魔王の精液をひたすら喉に流していく。

やっとの思いで全てを呑み終えると、勇者はゆっくり立ち上がり、自分のペニスを見つめた。すると…

「こ、これは…」

もともと大きかったアレンのペニスが、ぐんぐんと膨れ上がり、あっという間にペニーに並ぶ、馬以上のデカチンへと成長したのである。

「あ、あはは、す、すごい…ホントに、ホントに力が僕のモノに…」

満面の笑みを浮かべて、アレンはペニスに意識を集中してみる。すると、ペニーが見せてくれた時と同様、自由自在に己のペニスを振り回せるではないか。

「はは、あはははは!!すごい!この力さえあれば!」
「喜ぶのは早いよお兄さん。ボクは君が飲みやすいよう、わざと勃起させずに射精してあげたけど、ペニスはペニスなんだ。勃起すれば当然もっと大きくなるよ」
「そ、そうか!扱けばいいんだな!?」

自分の超巨根に抱き着き、体全身を使ってしごき上げる。嬉々として異常なオナニーにふけるアレンの目に、かつての強い輝きはなかった。

「ぎんもぢぃいいいいい~っ!!ひい、ひい、自分の腹筋で自分のペニスこするのが、ごんなにぎもひぃにゃんで、僕っ、知らなかったァーーッ!!おひぃ、むぎゃあ!」

どんどん膨らむペニスの重さに耐えきれず、アレンは尻もちを突く。股の間に聳え立ったペニスは、既に彼の身長を超えようとしている。

「これが!ペロペロ、僕の!おほぉっ、ち、力だぁ!あは、アハハハハハ!」

ぎょろっと見開かれた目の中を、大きな目玉がぐるぐると高速で回転している。全開になった鼻の穴をブタのようにフゴフゴ鳴らし、大量の鼻息と共に鼻水を吹き出す。伸びきった鼻の下で、それが川になっていた。さらに裂けんばかりに開いた口から舌を突出し、目の前にある自分のペニスを舐め上げる。そんなアレンの顔は、これまた成長した自分の陰毛で覆われているのだが、それも涎でぐっしょりと濡れそぼっている。

「馬鹿なお兄さん。キミごときが使いこなせる力じゃないのに。死んだ仲間がコレみたら、なんていったかな。って、あの2人も似たようなゴミだったね」

「ぴげ、ごげぇ、おべべっ、チンポっ、チンポしゅげえっ、フゲゲェ」
「さ、それじゃ勇者君、そろそろその力、試してきなよ。洞窟の前に、練習台がゴロゴロしてたと思うから」
「ひゃいっ!魔王しゃま!アレン!いってきましゅっ!」

白目を剥いた顔にビシッと敬礼してみせると、アレンは肥大化した睾丸に力をこめた。
ゆっくりと球が回転し始め、砲台のようなペニスを載せて進撃する。アレン本体はもはや、ペニスにくっついているにすぎない。

「さぁて、どうせ暇してるだろうし、あの2人誘って見物に行くかな」

 

 

 

 

洞窟前、正規軍キャンプ

「た、隊長っ!敵襲!敵襲です!!」
「なんだと!?まさか魔王か!?」
「い、いえ、よくわからないのですが、巨大なペニスが…」
「何を言ってるんだ。ええい、何がどうなっている」

突然の報告に、警備隊長は驚いてテントを飛び出した。すると目の前には…

「な…なんだこれは…」

20メートルはあるだろうか、巨大な何かが聳え立っている。目を凝らすと、全体を分厚い皮が覆っており、下方には巨大な玉が2つついていて、それが回転してこちらへ移動してくる。何よりもソレが放つ悪臭に、確かに巨大なペニスであることを思い知らされる。

「前線はどうなっている」
「キーラ―殿が迎撃にあたっています」
「おお、あいつなら…」

キーラ―は、正規軍でも腕ききの砲兵である。まだ25歳だが、その正確無比な砲術で、何匹もの下級悪魔を葬ってきた。チャラチャラした外見通り女たらしで、毎晩自分のテントに村娘を連れ込んでいるという噂もある。

「今度はまた、えげつねぇのが出やがったな。覚悟しやがれ腐れ悪魔!デートの邪魔しやがって」

最新鋭のロケットを、巨大ペニスの真ん中に打ち込む。見事に命中し、空中で轟音とともに黒煙が上がる…が。ペニスの進撃は止まらない。

「な、なんだこりゃ…ど、どうなってやがんだよっ」

「げひ、ゲヘヘ…ぼくはユウシャだじょおっ。ぼくにしゃからうヤツは、こうだァ」

ペニスの奥にくっ付いていた、人間のようなものがわめく。すると、ペニスが真上に白い塊を放射し、大きく弧を描いてキーラ―の方へ飛んでくる。

「うっ、うわああああああああああああっ!!??」
「き、キーラ―どのぉっ!」

土煙が晴れると、そこには、白い蝋人形になり果てたキーラ―の姿があった。

「ひいっ!逃げろっ!あの精液、普通じゃねぇっ」

逃げ惑う兵士たち、進撃の巨根は楽しそうに追い回す。

「にがしゃないよォ。えへ、オシッコしたくなっちゃったァ」

ブシャアアアアアッ…

「ひいい、助けてくれ…ギャアア」

ばらまかれた尿は、それを浴びた兵士や木々を、一瞬にして溶かしてしまう。キャンプは地獄と化していた。そんな光景を、洞窟の上から眺めている者たちがいた。

「はあ…、遊びがすぎますよ、ペニー」
「ま、俺らの目的は軍の壊滅だったわけだし、結果オーライだろ」
「そうそう。でもさすがに気持ち悪いねコレ」
「…やれやれ。だいたい、あんな無能に軍を壊滅させることなどできそうもないでしょうが…。もう帰りましょう。気分が悪くなってきました」
「…だな。あー、やっぱり人間はゴミばっかだな」

彼らが立ち去って数十分後。警備隊長が麻酔を塗った弓兵たちで巨根を包囲し、一斉に射掛けると、ようやくペニスの動きが止まった。

「あげげ…気持ちぃ、チンポキモヒイよぉ」
「…あれは……」
放心しているペニスの主を双眼鏡で確認し、隊長は思わず息をのんだ。副官がいぶかしげに首を傾げるのをみて、恐る恐るつぶやく。

「昨日の勇者だ…」
「なんですって?」
「だから止めておけと言ったのだ…」

その時、周りの森さえ突き破って聳え立っていたペニスが、ぐらりと揺れた。麻酔でバランスを失ったのだ。

「まずい!総員退避せよっ!」

バリバリと木々をなぎ倒して倒壊するペニス。巨大な影が空を覆い、その根元にいるモノに迫りゆく。

「あへ…アヘヘ…キルファ、ぼく、みんなを守れた…かにゃ…オヘヘ」

巻き起こる暴風。沸き立つ砂嵐。
大地が揺れ、轟音が鳴り響く。その音にまぎれ、
「ぷぎゃ」
という間の抜けた悲鳴と、卵がつぶれるような音がかすかに響いて、消えた。

砂埃がおさまった時、そこにはずっしりと横たわった巨大なペニスと、そのすぐ下でジタバタと暴れまわる人間の足が見えた。さながら巨大ペニスから足が生えているような異様な光景。それ以外の部分は最早なにもなく、地面がうっすらと赤く染まっていった。

 

 

惨劇からしばらくたって、王宮に特殊な水晶が届けられた。
魔王たちが生み出した、記憶のオーブ。そこには、全てが…
そう、無敗の戦士の鼻水あや取りも、天才賢者の大便クッキングも、光の勇者の爆根オナニーも…。
その全てが収められていたのだ。

「やはり、人間ごときでは魔王に勝てんのか…」

勇者たちの想像を絶する痴態に、国王以下人間たちは恐れをなし、魔王討伐はそれから数年禁止される。人間たちはただ魔王から逃げ回るだけの日々を送ることとなったのだ。

 

 

数年後。
洞窟は魔王たちに放棄されて間もなく崩れ去ったため、既に影も形もない。だが、その跡地のすぐそばに、魔王との戦いの歴史を刻むものが残されていた。

巨大なペニスの残骸。

そばにあったという足はとうの昔に風化して土に還ったが、質量のありすぎるコレだけは、処分のしようもなかった。
結局「チンポ塚」と命名され、魔王の恐ろしさを伝える神聖な場所となっていたが、再び魔王討伐の機運が高まり始めたこのころになると、すでに子供の遊び場と化していた。あるものは天然記念物ばりの包茎にぶら下がってターザンごっこをし、あるものは上に登り、醜いペニスを踏みつけながら誓うのだ。

「俺は将来、魔王を倒すぞ!人間がみんな、チンポ勇者アレンみたいな間抜けばかりだと舐められてたまるか!」

あまりに強大な十大淫魔。
彼らに打ち勝つ本物の勇者は、いつ現れるのだろうか…。

 

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